ここに書いてある方法が最良の方法とは限りません。 より良い方法をご存じの方は筆者 (zunda <zunda at momonga-linux.org>) までお知らせくださるとうれしいです。
半角のカナが入力したいんですけど → 7.3.「半角カナの入力」
変換開始キーを変えたい → 3.2.「変換開始キーを Ctrl-space から Shift-space に変更する」
変換開始キーを押しても、タイプした文字がアプリケーションに入力されてしまう → 7.4.「httx の起動が遅い (未解決)」
突然、変換ができなくなった → 7.7.「htt を再起動する」
かなモードになっているのに変換できない → 7.6.「iiimf-skk を有効にする」
ローマ字かな変換テーブルを自分好みのものにしたい → 2.6.3.「ローマ字かな変換リスト」
リターンキーで確定と改行の両方が起こるのは困ってしまう → 2.6.4.「(eq skk-egg-like-newline t) にしたい」
新しいバージョンの iiimf-skk をインストールしたのに、 動作が古いバージョンのものと同じです → 7.5.「iiimf-skk を更新した後に、それを反映させる」
ステータスウインドウが別のワークスペースに置いてきぼりになっちゃう、 WindowMakerでうまく入力できない、 SLIT機能を使いたい → 3.3.「ウインドウマネージャの設定」
MozillaとかGaleonのステータスウインドウが見えてしまう → 3.4.1.「Mozilla や Galeon の入力スタイルの設定」
XEmacsへのキー入力を、iimf-skkに取られてしまう→ 3.4.2.「XEmacs と iiimf-skk」
モードの時に、\ を押すか、
ステータスウインドウの右の●部分をクリックすることにより、
文字コード表リストが出ます。
対象コードをクリックすると文字コード表を表示され、
読みのわからない記号やギリシャ文字、ロシア文字などをマウスクリックで入力することができます。
[7]
図 3. 文字コード表リスト
図 4. 文字コード表
iiimf-skk-0.1.20.1 から、半角カナの入力ができるようになりました。
モードにしてから、Alt-Q を押すと、
モードになり、
半角のカタカナが入力できます。
Xのセッションが起動してから iiimf-skk のステータスウインドウが出てくるまで、 時間がかかることがあります。 httx の初期化に時間がかかるのが、 原因のようです。詳細は、8.5.「httx の起動が遅い」 を参照してください。
httx が初期化された後に アプリケーションを起動しないと、 iiimf-skk とのやりとりはできません。 skk のステータスウインドウが出てくるまで、 アプリケーションの起動を待つしかないようです。 統合デスクトップ環境のアプリケーションには、 起動スクリプトで httx の状態を確認しながら起動を待つように 工夫することで対処する必要があるものもあるようです。
Momonga Linux 開発版の
xinitrc-3.20-18k 以降では、httx が初期化されてから、
~/.xinit.d/hook
の実行やウインドウマネージャの起動を
始めるようになっています。
ウインドウマネージャと同時に起動されるアプリケーションで日本語の入力を
する必要があるなど、お使いのシステムで同様の動作が必要な場合は、
以下のスクリプトを参考に、
~/.xinit.d/hook
や
/etc/X11/xinit/Xclients
などを編集してみてください。
# wait until IM is ready unset IM_PROC if echo "$IM_EXEC" | grep -q "httx" ; then # ATOKX IM_PROC="LookupAux" # SKK if echo "$IM_EXEC" | grep -q "skk" ; then IM_PROC="PaletteAux" fi fi if [ "$IM_PROC" != "" ]; then times=0 until ps xc | grep -q "$IM_PROC" ; do # timeout in 30sec if [ $times -ge 30 ]; then break ; fi times=$[$times+1] sleep 1 done sleep 1 unset times fi
iiimf-skk をバージョンアップしたら、htt サーバを再起動させて、 バージョンアップされたライブラリを htt サーバに読み込みなおしてもらいましょう。 [8] X を走らせたままなら、7.7.「htt を再起動する」 の方法が使えますし、 一度 X を止めて、IIim の restart だけをしても構いません。
rxvt では変換開始キーを押して iiimf-skk のステータスが
モードになっても、
ローマ字入力ができないことがあります。
[9]
一度他のウインドウにフォーカスを移してから元のウインドウに戻ると、 入力ができるようになるようです。
この問題は、rxvt-2.7.8-6k で修正されています。
htt が異常終了し、 かな漢字変換中に突然、変換ができなくなってしまうことがあります。
このような場合、startx したコンソールや、
~/.xsession-errors
ファイルに、
htt : Error - htt_server died. Don't know how to recoverというメッセージが出ているかもしれません。 この場合は、httx を再起動してから、 httx や、iiimf-skk を使っているアプリケーションを、 全て立ち上げなおす必要があります。
例えば、以下のようなスクリプトを使うと、手間が少し省けるかもしれません。
sudo /etc/init.d/IIim restart killall httx killall AddDictAux killall PaletteAux $IM_EXEC
このスクリプトは、まず、htt を起動させ、 残っているかもしれない、 httx 関連のプロセスを終了させてから、 sdr で設定された通りに、 httx を起動しなおします。 [10]
[7] ソフトウエアキーボードとしても使えますね。
[8] そうしないと、古いバージョンのバグを、 新しいバージョンのものだと勘違いして報告してしまうことになります。 すみませんでした〜。
[9] fvwm2 上の起動直後の rxvt-2.7.8-2k で確認しています。
[10] $IM_EXEC の内容については、 3.「sdr コマンドを使えない場合の使用方法」 を参考にしてください。