sdr で を選択して、
$ sudo /etc/init.d/IIim restart
などとして、IIIMF サーバ(htt)を再起動してから X のセッションを起動しなおすことで、iiimf-skk が使えるようになります。 sdr が使えない場合は、 3.「sdr コマンドを使えない場合の使用方法」 を参考にしてください。
iiimf-skk は、X のセッションが始まって、X 上の IIIMF クライアントである
httx の初期化が終わると、このような
ステータスウインドウを表示した後、待機状態になります。
httx の初期化には、
長くて 30 秒ほどの時間がかかることもありますので、
じーっと待っていてください(7.4.「httx の起動が遅い (未解決)」)。
まず、X のリソースに以下のエントリーを追加してください。
*conversionOnKeys: Zenkaku_Hankaku <Shift>space
具体的には、上記のエントリを
ホームディレクトリの .Xresources
に書き加えて、
$ xrdb -merge .Xresources
を実行します。 そのあと、httx の再起動 (7.7.「htt を再起動する」)をすれば、 Shift-space と 全角/半角が有効になります。
あるいは X のセッションを立ち上げなおしてもいいでしょう。
次の X のセッションでは .Xresources
が読み込まれるので、
上記の設定が有効になっているはずです。
iiimf-skk は多くのウインドウマネージャで快適に使えるように設計されていますが、 一部のウインドウマネージャでは、 ウインドウマネージャ側の設定をすることでより快適に使えます。
fvwm2 でワークスペース間を移動すると、
次にステータスウインドウの書き換えが起こるまでは、
ステータスウインドウが前のワークスペースに置き去りになってしまいます。
~/.fvwm2rc
に
Style "*Aux" StaysOnTop, Sticky, WindowListSkip
と書くことで、キーボードショートカットでワークスペースを移動したときには、 ステータスウインドウが付いて来るようになります。 (FvwmPager をクリックした場合には、残念ながら起き去りになるようです。)
WindowMaker では、デフォルトでは XIM にフォーカスが当ってしまい、
日本語入力に不具合が出てしまいます。これを防ぐには、
$HOME/GNUstep/Defaults/WMWindowAttributes
に
HttImLookup = { NoMouseBindings = Yes; NoResizebar = Yes; KeepInsideScreen = Yes; NoAppIcon = Yes; NoKeyBindings = Yes; NoHideOthers = Yes; SkipWindowList = Yes; DontSaveSession = Yes; NotMiniaturizable = Yes; NotClosable = Yes; KeepOnTop = Yes; NoTitlebar = Yes; Unfocusable = Yes; Omnipresent = Yes; };
と追加してください。
Mozilla や Galeon で IIIM を使っていると、
この
ようなステータスウインドウが、
iiimf-skk などのステータスウインドウとは別に見えてしまいます。
全てのユーザーについてこのウインドウを見えなくなるようにするには、
/usr/lib/mozilla/defaults/pref/unix.js
に、
pref("xim.input_style", "over-the-spot");
という行を追加してください。
また、あるユーザーだけについて、
このウインドウを見えなくなるようにするには、
Mozillaを使っている場合には
$HOME/.mozilla/default/????????.slt/prefs.js
か
$HOME/.mozilla/PROFILE/????????.slt/prefs.js
などに、
Galeonを使っている場合には、
$HOME/.galeon/mozilla/galeon/prefs.js
に、
user_pref("xim.input_style", "over-the-spot");
という行を追加してください。 [lain, 2002]
XEmacs [6] で iiimf-skk を使う場合、XIM のデフォルトの起動キーが XEmacs の「set-mark-command」キーと重複しているので、 3.2.「変換開始キーを Ctrl-space から Shift-space に変更する」 のように起動キーを変えるか XEmacs の方でキーバインドを変更するなどの対策をした方が良いかもしれません。
Momonga の XEmacs では、 skk-xemacs パッケージにより XEmacs から本来の skk を使えるようになっています。 XEmacs で skk-xemacs を使いたい時に XIM が起動してしまうと、 キーバインドが横取りされてしまったりミニバッファにステータスが出てしまう事があります。
こういう場合には XEmacs に XIM を無視させましょう。 一番簡単な方法は、XIM を無視して XEmacs を起動させるスクリプトを使う事でしょう。 例えば
#! /bin sh export XMODIFIERS="@im=none" ; /usr/bin/xemacs &
こんなスクリプトを書いて、実行属性を付け、パスの通った場所に置いて使います。 ウインドウマネージャのメニューに XIM を無視した XEmacs を登録する時にも、 このスクリプトを指定します。