[Momonga-devel.ja:02181] Re: デフォルトアーキテクチャの変更および、対応CPUの変更について


こんにちは,Toshi(O)です。

On Sat, 18 Oct 2003 07:55:01 +0900
"Masahiro Takahata" <takahata@xxxxxxxxx> wrote:

> i586 で動かす手段が全く無くなるというわけではありません。

 これを最初から明記して欲しかったです(笑

 文面からは「バッサリと i586以下を切り捨てる」としか読みとれなかったの
で,先の「困った」という第一声になったわけです。

 i586 binary群も作成出来るようにオモコンを改造していただけるのなら助か
ります。
 kernelと glibc周辺程度が i686&MMX binaryになる程度であれば自分で拾って
きた CVSを細工して対処することもやぶさかではありませんが,全体的に i686
以上となると,現状でもって自分で i586 Binary群を作成し続けるってのはしん
どい(困難な)作業だよな,というのが読んだ時の第一印象だったわけです。


 i586クラスがまだ現役で稼働しているのが事実とは言え,現状の主流が 
Pentium-III以上であることも確かで,実際我が家でも GUIな環境は最低でも 
Pentium-II/400MHzですしね(笑
 そう言った面をみれば,i586という古いアーキテクチャにいつまでも足を引っ
張られっぱなしってのはデスビとしてちっとも建設的ではないと,私もそれには
大賛成です。

 ただし,

> ごく稀な存在かと思います。市場で手に入るCPU(中古)は既にPentiumIII以上
> になっており、その当時のマザーボードやそれに取り付けたパーツ等が
> 既に手に入らなくなっています。

 これはどうかな ??,なんて思います。
 今むしろ不況のあおりもあってリサイクルPCがもてはやされ,中古市場では 
MMX-Pentiumクラスの PCも一般人が簡単に入手できるカタチで実際に相当数取り
引きされているはずです。
 こういった現象を鑑みると,i586を今切ってしまうのはちとマズイかもと思っ
たワケでもあります。
 不況の影響(あるいはリサイクル法の影響)で PCの更新状況がちょっと変わっ
てきていると,私はそう感じているワケです。

 ってことで,「Projectととして i586 binaryを提供することはしないが,
Momonga systemとして旧弊な i586クラスでも使える余地は残してあります」と
いうことであれば反対する理由はありません。
 しかしながら,

> 逆に今なら切れるのではと判断しました。
> 幸いにも、Momonga 1.0がαテスト版すらまだ出ていない状況ですから、
> 大きな変更はまだ可能かと思います。
> 
> もしこのタイミングで切り捨てなかった場合、いずれ再び同じ話が再燃すると
> 思います。その時もやはり同じ理由で切り捨てられずに、古いCPUのサポート
> という事になってしまいます。果たしてこれでは大多数のユーザに対して
> 利益になるでしょうか?

 これですね,上に書きましたように,逆に不況などによる影響を考えると,ま
ず最初に出す Momonga Stableは「次versionからは i586ノンサポートとなりま
す」とキッチリ断り書きをしたうえで i586 binaryとして出す,って方がスムー
ズに移行できるのではないかと思うのですが。
 まぁ,この辺をどう受け止めるかはそれこそヒトそれぞれで,これはあくまで
も私個人の状況判断でしかないですが,ユーザーの利益と言った場合,こういっ
た社会情勢も加味したうえで判断を下すべきではないかと,そうも思うんですよ。

 以上長々と出過ぎたことを言い過ぎたかもしれませんが,一意見と言うことで
ご了承ください (^^;
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ToshiOkada  <to1107@xxxxxxxxxxxxxxxxx>