[Momonga-devel.ja:00538] Re: vendor name を momonga に変更しませんか?


細野です。ご無沙汰していました。

  To: devel.ja@xxxxxxxxxxxxxxxxx, muraken2@xxxxxxxxx
  From: Hiroshi Koyasu <koyasu@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
  Subject: [Momonga-devel.ja:00537] Re: vendor name を momonga に変更しませんか?
  Date: Mon, 07 Oct 2002 13:41:55 +0900
  
  > > そこでひとつ行いたい作業があります.現在,Momonga Linux におけ
  > > る,configure スクリプトでビルド環境を指定するために用いている
  > > 文字列は "i586-redhat-linux" です.この文字列は,例えば,
  > > /usr/lib/gcc-lib/i586-redhat-linux というディレクトリで垣間見
  > > れます.
  > > 
  > > 行いたい作業というのは,この文字列を "i586-momonga-linux" に変
  > > 更することです.我々は,Momonga Linux を作成しているのであって,
  > > RedHat Linux を作成しているわけではないので,ここに redhat と
  > > いう文字列があるのはおかしいと思います.
  > > 
  > > この事について,意見を聞かせてください.1週間程待って,反対意
  > > 見が無ければ作業を開始します.
  > 
  > これをすると、redhat 向に作られたパッケージ類を Momonga に移植するときに
  > 余計な苦労をすることになりませんか? Spec の文字列を変更するだけなら大し
  > た手間でもないと思いますが、それ以外にいじらなければならないところがある
  > としたら、素人が手を出しにくくなってしまうのではないでしょうか。

そのようなことにはなりません。理由は以下の通りです。

(1) 通常のパッケージは%configureマクロを使って
    ./configureスクリプトを実行している
    (つまりi586-redhat-linuxなんて文字列は知らない)ため
    (詳細はrpm --showrcを実行してみてください)、
    %configureマクロを使うお行儀のよいパッケージは
    単にリビルドするだけで使える。

(2) redhat向けに作られたパッケージで
    %configureマクロを使っていない
    (configureスクリプトに直接"i586-redhat-linux"を与えている)場合
    リビルドに成功するならば(通常は成功する)、そのまま使えばよい。
    つまり、無理に「移植」する必要がない。

ちなみに、作業内容自体は/usr/lib/rpm/macrosの
  %_vendor		redhat
を
  %_vendor		momonga
に変更するだけです。

  > それと、これを行うことのメリットが良く分からないんですが、一体どんなメリッ
  > トがあるのでしょうか?

開発者のモチベーションが上がります。:-)

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ほそのひでとも