[Momonga-devel.ja:01988] Re: Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針(案)
- From: HOSONO Hidetomo <h12o@xxxxxxxx>
- Date: Tue, 29 Jul 2003 02:18:58 +0900 (JST)
ほそのです。
To: devel.ja@xxxxxxxxxxxxxxxxx
From: HOSONO Hidetomo <h12o@xxxxxxxx>
Subject: [Momonga-devel.ja:01973] Re: Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針(案)
Date: Sat, 26 Jul 2003 02:57:30 +0900 (JST)
> なんとなく決まっていることは
> * 別途作成したプリアンブルの値(識別子)と正式名称の対応表を
> momonga-releaseパッケージに収録する(from [Momonga-devel.ja:01881])。
> * Apache・BSD・Modified BSDは全て別扱いとする(from )
> * <http://www.opensource.org/licenses/bsd-license.php>
> から
> <ftp://ftp.cs.berkeley.edu/pub/4bsd/README.Impt.License.Change>
> を辿ると、BSDとModified BSDの区別の必要はないらしいのだが…。
[Momonga-devel.ja:01980]やMomonga IRCで話題になりましたが、
UCB由来のコードに関しては広告条項を気にする必要はない、とのことで、
マトリックスを描くと以下のようになりますね。
由来 広告条項 License:
================================================================
UCB なし Modified BSD
UCB あり Modified BSD (根拠: README.Impt.License.Change)
UCB以外 なし Modified BSD
UCB以外 あり BSD
> * ApacheとBSDは違う。
> * 独自ライセンスで特に名称が存在しない場合は、
> パッケージ名を""で括ったものを使う。
> たとえばxfigなら"xfig"と表記、Originalと付ける必要はさすがにないかと
> (from [Momonga-devel.ja:01880])。
> * 「MIT」は「MIT/X」にしよう([Momonga-devel.ja:01882])、
> というのは特に反対もないので「MIT/X」にしますね。
>
> で、記述を改めた指針案は、明日か明後日には出します。
議論が継続されている個所以外のテキストをまとめてみました。
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Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針(案) by h12o
有効範囲
Momonga Linuxに収録(main, zoo, non-free)された、またはされる予定のパッケージに
おけるspecファイル内License: プリアンブル。
ポリシー
License: プリアンブルの値はライセンス形態の識別子である、ととらえ、ライセンス
の正式名称を記述することにはこだわらないものとする。
理由としては以下のようなことが挙げられる。
* rpm -qiで表示されることを考えると、短くしておいた方がよい。
* License: プリアンブルはspeclintでチェックする対象となるため、正式名称にこ
だわってスペルミスを誘発してしまっては本末転倒となってしまう。
なお、プリアンブルの値(識別子)と正式(?)名称の対応表は作成しておくものとする。
(註: 何らかのパッケージに含めた方がよいとは思うが、どのパッケージに含めるかは
未定)
ライセンス識別子
ライセンス識別子の文字種
* アルファベットの大文字・小文字
* 数字
* 次に挙げる記号: '-', '_', ' '(スペース), '/'(スラッシュ)
既存ライセンスの識別子
識別子であるという観点から、ライセンス形態の表記を以下のように統一する。具体的
な統一表記は以下の通りとする。
* 「Apache」に統一する
+ 「Apache」
+ 「Apache License」
+ 「Apache Software License」
+ 「Apache like」
+ 「Apacheish」
+ 「The PHP License」(as of 3.0, see http://www.php.net/license/);
* 「Artistic」に統一する
+ 「Artistic」
+ 「artistic」
* 「BSD」または「Modified BSD」に統一する。
+ 「BSD」(いわゆる広告条項付きのオリジナルBSDライセンスを指す)
+ 「Modified BSD」(いわゆる広告条項なしの改変BSDライセンスを指す)
+ 「BSD License」
+ 「BSD Style」
+ 「BSD like」
+ 「BSD style license」
+ 「BSD-like」
+ 「BSD-style」
+ 「BSDish」
+ 「BSDlike」
+ 「The modified BSD license」
+ 「W3C」
+ 「W3C (see: http://www.w3.org/Consortium/Legal/
copyright-software.html)」
+ 「W3C Copyright (BSD like).」
+ 「distributable and BSD Style」
+ 「modified BSD」
+ 「UCB」
+ [dump]「relicesed to BSD」
BSDとModified BSDは、以下のマトリックスに従って区別する。
由来 広告条項 License:
====================================
UCB なし Modified BSD
UCB あり Modified BSD
UCB以外 なし Modified BSD
UCB以外 あり BSD
* 「GFDL」に統一する
+ 「GFDL」
* 「GPL」に統一する
+ 「GNU」
+ 「GNU GPL Version 2」
+ 「GNU GPL Version 2 or any later version.」
+ 「GNU General Public License」
+ 「GPL version 2, (C) 1994-1999 The DOSEMU-Development-Team」
+ 「GPL2」
+ 「distributable GPL」
* 「LGPL」に統一する
+ 「LGPL」
+ 「GNU LGPL」
+ 「LGPL2」
+ 「WINEL」
* 「MIT/X」に統一する
+ 「MIT」
+ 「X」
+ 「MIT/X Consortium」
+ 「MIT/X Consortium License」
+ 「X Consortium-like」
+ 「X, distributable」
+ 「XFree86」
* 「MPL」に統一する
+ 「MPL」
* 「OPL」に統一する
+ 「OPL?」
* 「Public Domain」に統一する
+ 「Public domain」
+ 「public domain」
+ 「suite yourself」
+ 「Momonga」([momonga-release])
+ 「None」([termcap] public domainとファイル中に明示)
* 「QPL」に統一する
+ 「QPL」
* 「Ruby」に統一する(註: Rubyライセンスは、そのライセンス形態においてGPLの要
素を含んでいる)
+ 「Ruby」
+ 「Ruby License」
+ 「Ruby's」
独自ライセンスについて
独自ライセンスを表記する場合は、""で括る。
(註: 現在のspeclintでは:を前置するようになっていたが、見た目が美しくないと思わ
れるので、""で括るように変更する)。
選択式ライセンスの場合の区切り文字列について
(後日記述)
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> あと決めておいた方がいいことは、きっと以下の1つだけだと思います。
>
> * パケジ中にライセンスの違う部分があるものの扱い([Momonga-devel.ja:01884])
> * 独自ライセンスとして扱う(つまり""で括る)。
> * 区切りをちゃんと規定する。
>
> これはちょっと別メールでもんでおきましょう。
## 眠いので明日…。
!ほそのひでとも
:web page: <http://www.h12o.org/~h12o/>
:wiki page: <http://www.momonga-linux.org/~h12o/> (Hikiはじめました)
:fingerprint of GnuPG: 741B C3E1 91C6 054E D787 F32D 0501 EF4D DAE5 63DA