JEをインストールして日本語が読み書きできるところまでは来たが、まだXはインストールしていない。実は本ではXの方をJEよりも先にインストールすることになっているのだが、付属CDのXFree86はバージョンが3.1.2とえらく古く、オレの使っているビデオカードに乗っているS3
ViRGE(無印)をサポートしていないのだ。
ViRGE/GXとか、その手の新しめのヤツならともかく、無印のViRGEをサポートしてないってんだから、いかに古いかわかろうってもんだ。で、ちょっとLinux関係の情報をinternetで漁ってみた。そしたらあるわあるわ。まぁとりあえずfj.os.linuxをsubscribeするのは当然として、www.linux.or.jpという、そのまんまやんけというサイトがある。Linuxユーザ会がちゃんとあったのだった。わはは。知らなかったよ。
そこへいくと、JFというFAQの翻訳などを進めるプロジェクトがあり、最新の日本語の情報がゲットできるわ、JEはプロジェクトJEと名を変えて、PJEというパッケージが出てるわ、jmanもプロジェクトになっていて、インストーラブルなjmanパッケージが配布されてるわで、まさに宝の山でわないくわ。
さらに、初心者、というか開発者向けでなく一般ユーザ向けのLinuxユーザーズメーリングリストがあったので、すかさず参加することにした。そしたらあんた、このメーリングリストって、過去のメールの全文検索ができるんだよ。日本語も使えるし、すげぇ便利。あとは、適当なarchieのgatewayにwebから入って探しまくれば、欲しいソースやバイナリがまず間違いなく手に入る。
で、最新情報をゲットしたところ、kernelは2.0.33が今のところ最新で、XFree86は3.3.1
だそうだ。速攻でゲットすることにした。kernelはフルソースを、XFree86は特にリビルドする気もないからバイナリだけを持ってきた。昨日までの環境は小手調べということで、全部まっさらにしてしまおう。
てなわけで、Slackware 3.1.0を再度インストールしなおした。kernel 2.0.33の再構築も、半分ビビリながら試しにやってみたが、特にエラーもでず、なんてことなく再起動できた。意外に簡単、というかよく練れた配布物だなぁ、という印象だ。とにかく慌てず騒がずREADMEを隅々までよく読んで、コマンドを入力しても即座にリターンを押さずに一呼吸置くくらいでやれば、誰にでもできる作業と思う。
今のオレのkernelの状態というか指定したオプションをまとめておこう。
といったところか。ディスク関係の認識は全然問題なく動いている。まったくkerneldってのは便利な機能だ。FATやVFAT(FAT16)でフォーマットされたパーティションやフロッピーをマウントすることができる(こと自体便利だが)し、その際にvfatやfat、iso9660といった普段は必要ないファイルシステムをサポートするモジュールを動的に組み込めるのだ。意識せずとも勝手にやってくれる。賢いのう。しかもumountして要らなくなっちゃうとメモリから自動的に捨ててくれるのだ。ますます賢いのう。
それから、家のマシンには唯一のバックアップメディアとして、ZIPドライブがパラレルポートにぶら下がっている(非常に心もとないバックアップメディアなので、せめてJAZくらいにはしたいんだが、ハニー稟議がまず通るまい)のだが、こいつもLinuxでちゃんと使えるのだ。ppaというドライバをつかう。parallel
port adaptorとかなんとかの略だと思うが。で、これもモジュールにすることはできるんだけど、どうも期待通りの動作をしてくれなかった。ZIPドライブをマウントしようとしたときにppaを動的にロードして、マウントしてくれるのを期待していたんだが、試すとそんなメディアはない、とか言われてうまくいかない。
しかたないのでinsmod ppaとして明示的にppaをロードしてやると、そこで初めてZIPドライブにアクセスに行くではないか。つまりアレだな、ppaがメモリに乗らない限り、そのパラレルポートに何らかのドライブがぶら下がっているってこと自体をkernelが知るすべがないわけだ、多分。それじゃあモジュールする意味はない。てなわけでkernelに組み込んでしまって使っている。つまりそのためにkernel
2.0.33を再構築したのさ。わはは。
次は(本当に次こそ)XFree86 3.3.1のインストールだ。
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