6/15(月) ノラ猫

向かいの家に、ミシェールちゃんという猫がいるのは書いたよね。だが、ウチの近所に住んでいる猫は、ミシェールちゃんだけではなかったのだ。

なんと、ウチの家には床下にノラ猫が住み着いてるのだった(笑) まさに猫屋敷。

いや、日記に書くのは初めてだけど、別に今日気がついたってワケじゃないんだ。実をいうと、この家の下見に来たときから、すでにヤツは姿を見せていた。この家には、ベランダというか、パティオが付いているんだけど、そこに座っていたのだ。パティオの柵でガシガシとワガモノ顔で爪など研いでいた。

最初に見たときは、あ、ひょっとして、この家の前の住人が置いて行っちゃったのかな?可哀想に…(泣)なんて思っていたのだが、ど〜もそういう悲哀が感じられぬ。一言でいうならフテブテしいのである。

そう。ヤツは、人間のことなど、たまにエサをくれる生き物、くらいにしか思っていない、正真正銘のマットウなノラ猫だったのだ。引っ越して来てすぐの頃は、さすがにナリを潜めていたが、最近また姿をあらわすようになってきている。

でもねぇ、その、なんというか、カワイイのよ、ノラのくせに(笑)。白黒の色分け猫で、足の先だけが白く、マチエにと〜ってもよく似てるのだ。こっちは根っからの猫好きなので、最初っから立場は決まっていた。そう。ノラ猫が上、オレ達が下という関係だ(笑)。最近なんて、エサまでやってる始末だぜ。

夜遅く、パティオまでやってきては、窓からこっちをジ〜っと見つめている。エサを皿によそり、窓を開けようとすると、サッと下がって一定の距離を保ち、決してオレ達に体を触らせようとはしない。むぅ。こ、この体さばき。かなりの使い手と見た。

だが、さすがに2度、3度とエサをふるまううちに、時にはナデナデさせてくれるようにもなってきたとの報告も受けている(未確認)。このまま仲良くなれればいいのだが。名前も付けてやらねばなるまい。適当にヤツとかノラとか呼んでいるが、それではいかんよな。うん。

一応、近くにミシェールが住んでいるので、巌流にしようぜとか、いやあの隙のない動き、平八と呼ぶべきだろうとか、内輪受けする名前をあ〜でもないこ〜でもない、と考えてはいたのだが、発表しても一瞬受けるだけで、どうにも長続きしない(あたりまえだ)。

やはりアメリカの猫だ、それらしい名前にせねば、と思って候補を上げても、やれゴンザレスとか、アルフォンソとか、しまいにゃエル・コンドルにしようとか、なぜかメキシカンな名前ばかり(笑) 覆面レスラーじゃないんだから。

で、結局、なにがなんでもメリケンな名前、ってことでポール・フェニックスと呼ぶことにした(笑)。通称る〜ぽ〜(爆笑)

そうそう、近くに住んでるのって、る〜ぽ〜だけじゃないんだよ。アライグマも時々エサを食べに来るのだ。初めてみたときは、あのタレ目のあまりのマヌケさに、思わずプッと笑ってしまった。どうやら、る〜ぽ〜にやろうとして出しておいたエサをコソッと来ては食べているようだ。

いつもは1匹で来ていたが、一度だけ2匹で来たことがある。が、寄りによってそのとき、香織に発見されてしまい、大騒ぎしたもんだから慌てて逃げて行ってしまった。エサも食べずに。可哀想に。騒いじゃダメだよ>香織

あの、2匹で来ていたアライグマを思い出すたびに胸が痛む。

もしも、あのアライグマがカップルで、サエないオスのアライグマが「この近くにうまいレストランがオープンしたんだ。今度一緒にどう?」などとアコガレの彼女を必死に口説いて連れて来たのだとしたら。もしも「今夜こそキメるぜ!」などと密かな下心に萌え萌えだったとしたら。

オレも同じオスだ!わかる!わかるぜその気持ち!>アライグマくん

今度来てくれたら、静かにしてるから、思う存分に食べて、萌え萌えしてくれ!
なんてことがあるわきゃねぇよな。ありゃ家族だきっと。わはは。すまん。

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