4/8(水) オレゴンへの道 Part 3
あ〜眠い。ゲロ眠いぜ。もう夜中の3時だ。ひ〜、明日起きられるかな。とはいえ、オレゴンへの道を書き終らんうちは次の日記に進めぬ。あぅ〜、夏休みの宿題をため込んだ小学生みたいぢゃのぅ。
てなわけで、水曜日の朝。アパートの管理オフィスは10時には開いているという話だったので、時間を見計らって鍵を貰いに行く。すると、マネージャから電話が入っていて、オフィスにすぐ来い、という伝言を受けたので、とにかくすぐに会社に行ってくれ、などと言われるではないか。うむぅ。何か、仕事上でのトラブルでも発生してしまったのだろうか… とりあえず、ハニーと香織は今の仮部屋にいれば特に困ることもないので、オフィスに行くことにする。日通が来たらハニーを呼んで適当に荷物を部屋に突っ込んでおいてくれ、とだけ頼んでおいた。
ちょっと慌ててオフィスへ行くと、なぜかマネージャのEddyは不在。なんだよ自分から呼んどいてよ〜、などと思っていると、受付のおねえちゃんが、Eddyから伝言があったわよ、などと言いながらメモをくれるではないか。
メモを見ると、日通のトラックは来ないから、今日も仮部屋に泊まれ、などということが書いてある。何で日通のトラックが今日来ないの? そもそも、なぜそれがEddyにわかるんだろう… 何だかオホーツク殺人事件(ふっる〜)みたいになって来たぞ。オフィスにいても何もすることがないし、第一、そろそろ日通が荷物を運んでくる約束の時間だ。アパートに戻って管理オフィスにいってみることにする。
アパートに戻ってみると、確かに日通は来てない。もうとっくに約束の時間を過ぎてるのに…どうなってんだ?と思いながら管理オフィスに行って見ると、なんと、つい今しがた日通の人が来ていた、などと言うではないか! なぬ〜!?、どうなってんだ。よくよく話を聞いてみて、やっと状況がほのかに見えて来た。
どうやら日通のトラックがどこか途中の地点で故障して立往生してしまい、荷物が今日中には届けられないということらしい。そんなのってあり?
日通に引っ越しを依頼した時点では、オレゴンでの連絡先が確定していなかったので、仕方なくEddyのオフィスの電話番号を仮の連絡先に指定しておいたのだが、日通の人は、なんとか約束の時間までにオレに連絡を付けようと、手あたり次第に電話をかけまくったらしかった。しまいにゃ荷物抜きで、人間だけがオレのアパートにやって来たものの、オレは何も知らずに会社に行ってしまって不在だったし、ハニーと香織は別の部屋にいたもんだから、指定した部屋はモヌケの空だ。困った日通の人が管理オフィスに伝言して帰ったあと、行き違いでオレがオフィスから???な状態で戻って来た、とこんな感じかな。
しかし…普通、立往生するような故障なんてするかぁ?
とにかく、ことの詳細を確かめねば、ということで日通に電話してみることにし、仮部屋から電話をかけてみると、今度は電話がつながらない。オレたちが引っ越しを頼んだ日通のブランチはSan Franciscoにあるので、いわゆる長距離電話になるワケなんだが、さすがに仮部屋で、長距離電話が有効になってないのだった。おそらくPortlandにも日通のブランチがあって、実際にはそこからオレの荷物は運ばれて来るハズなんだが、電話番号を知らないしなぁ。弱ったぞ…
長距離電話をかけるために自分のオフィスに行くってのも超アホくさいので、アパートの管理オフィスに事情を説明して、電話を借りることにする。ったく、電話を借りるなんて、今何世紀だよ…。
事情を聞くと、予想した通りだった。しかも、トラックのスケジュールがビッシリで、別のトラックを向けて荷物を積み替えるのは無理だ、などと言っている。ぢゃあどうすんですか?と聞くと、今、ウチの社員が、故障した部分のパーツをトラックに届けに向かってますだって(笑)。オレたちゃパリダカやってんぢゃねぇんだぞ。頼むぜ。
とにかく、明日の朝には絶対届けろよ!とだけ念を押して電話を切り、ついでにEddyにも電話して、今日も1日休みにしてもらうように連絡する。もう力抜けまくり。引っ越し屋に頼んだ荷物がトラックの故障で届かなかったヤツなんて、オレ以外に誰かいる? カンベンして欲しいぜまったく。
しかし、オレを襲った不幸はこれだけではなかったのだ…。
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