10/26(日) ロング・ツーリング
今日、SanJoseの紀伊国屋書店に行って、定期購読のライダースクラブ11月号をゲットしてきた。なんと、オレの大好きなDUCATIが巻頭特集でわないくぁ。う〜む、いいじゃんST2。やはり、さすがDUCATI。ただの電人ザボーガーじゃなかったのだ。すげぇいいシャーシしてるみたいね。リヤサスがカンチレバーじゃないってのが泣カス。
だけどなぁ。あのカチ上がった大きなスクリーンと、セパレートとはいえアップハンドルのコクピットを見ちゃうとなぁ。どうも、ヤル気にさせてくれないよ。あの大きなカウルを取っ払って、シビエの丸目でも付けて、もっと低いハンドルに換えちゃったらどうだろう?で、イエローに塗装してしまう。う〜む、コレなら欲しいぞ。もはや、ツアラーとしての出自を真っ向から否定することになってしまうが、ものすごく軽量化になるし、ステアリングのレスポンスにも好影響がありそうだ。これなら遅い916を押さえられるかも知れん。箱根スペシャルね。どうせ日本は高速道路で2人乗りできないんだし、カウルなしでも平気だもん、オレ。
とはいえ、ネモケンさんはさすがに、DUCATIの宣教師みたいなフシもあるので、ST2のツアラーとしての素性を殺さず、ムチを入れればバトルマシンになっちゃう大人のバイク、として誌面を展開している。まぁマットウでしょ。だけどなぁ…
ロングツーリングねぇ… もう行かないだろうな、たぶん。
昔は、けっこう行ってたんだよ、ロング・ツーリング。これでも。旅するライダーだったの。季節毎にどこかしら行ってた。東北、北海道、四国から九州までね。もう、そのコース取りがすごくて、高速かフェリーでサッサと目的地に行ってしまい、あとはもう走るのはワインディングのみ。でもって、山奥の温泉に泊り、翌日は宿の駐車場から出た最初のコーナーからバトル状態(^-^;)
でもってワインディングを走り、山奥の温泉に泊り… 以下同文。 ロング・ツーリングというより、バリバリ小僧の合宿といった感じだった。
だけど結婚して、特に香織が産まれてからは、だんだんとそういう楽しみから遠のき、日帰りオンリーになってしまった。たびたび誘われることはあったんだけどね。参加しなくなってしまったんだ。これは別に、ハニーが行くなというから、なんてことでは断じてない。まぁ言ってみれば自主規制というヤツだろうか。むしろ逆にハニーには、バカねぇ行ってくればいいのに、などと言われたことさえある。
だけどなぁ。今でこそ、コラーゲンを塗り、ESLに通い、幼稚園にお迎えにいく普通の奥さんをしているハニーだが、あれでなかなかのライダーだったんだぜ。子供を産んだ後、二俣川で限定解除したツワモノだ。結婚した後も、香織が産まれる前は、VFR400Rで東北一周の一人旅なんかを決行しちゃったりしてた。バイクの楽しさを良く知ってる人なのだ。
だから、オレ1人でバイクで出かけて、すげぇ奇麗な富士山とか見ちゃうと、昔なら、おぉ!やはり日本の象徴!なんて、ただただ感動できたものが、いつしか、こんな奇麗な景色、オレ1人で楽しんでいいのかな…と申し訳ないような気持ちになって、ストレートに楽しめなくなってしまったんだよなぁ。いいよ、行ってきなよ、走りに行きたいでしょ、などと言われれば言われるほど、楽しく走ったあとにハッと我に返ったときの後味の悪さがあるんだ。
無意味な気遣いかも知れぬ。楽しんでこいと送り出されたなら、楽しめばいいのだが、こればっかりは、オレの心の中の問題だ。一度この気持ちに気づいてしまった以上、二度と消し去ることはできないと思う。だから、ロング・ツーリングは、香織がずっとずぅっと大きくなって、ハニーと2人で行けるようになるまで、楽しみに取っておこう。それまでは、日帰りでワインディング超特急を楽しむことにするさ。
ところで、11月号のライクラで、レバーワークのテクニック解説なんて載ってるのね。ちょうど「ライテクは宗教か」でオレも書いたあとだったから、ちょっとムムム…なんて思ってしまったが、だいぶ内容が違っていたので安心した。ライクラ見ながら書いたと思われるとちょっとヤだもんなぁ。オレは一応実体験に基づいて書いてるんでね。次のテーマは何にしようかな。
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