9/24(水) ハイライト基金

バイクの話、サーカスの話、いろいろ先に書きたいことがあってなかなか書けずにいたが、こないだ日本から出張でやってきた菊池さんが、お土産になんと、ハイライトを5カートンも置いていってくれたんだ。菊池さんはすっげぇ明るい人で、なんだかよくわからんが、アラブの石油王のようなデカイ車でやってきた。カムリあたりを借りたかったらしいが、ちょうどなくて、同じ料金で貸すから、お得でしょ、と海千山千のレンタカー屋に丸め込まれて石油王にされちまったらしい。

菊池さんの話では、日本の会社、要はオレの勤めているこっちの会社の日本支社ってことになるんだが、そこにはハイライト基金と言うようなモノがあるらしい。月々集めてるのか、詳しいシステムは知らないが、とにかくオレにハイライトを買って送ってくれるための貯金のようだ。菊池さんがウチの会社に加わったのはまだ最近なんだが、入る早々、何千円かふんだくられたようだ。わはは。

オレもハニーも、ハイライトをずっと愛煙していたが、SanJose周辺じゃ買えなくてさぁ、というようなことを確かに以前、この日記にボヤいたこともあるが、菊池さんの話では、なんかすごい言われようだったぞ。とほほる夫婦はハイライトが買えなくて、もはや死ぬのも時間の問題だ、みたいな。おいおい。

これまでもキムくんには、ピングーのグッズ、キューティーハニーのグッズ、WGPのビデオなど、なんだかんだと日本から送ってもらっていて、その都度ハイライトも2カートンくらいそっと忍ばせて入っていて感謝していたんだが、よもや基金が設立されていたとわ…(T_T)

しかし、ここには落とし穴があったのだ!

もらったものにこんなこと言うのも心苦しいが、菊池さんが持ってきてくれたハイライトは、実は空港の免税店で買ってきてくれたもので、街で普通に売っているハイライトと微妙に違っていた。キングサイズでフィルターが若干長く、包み紙(破ってタバコを取り出すところ。わかるでしょ?)も、普通のハイライトは安っぽい銀紙だが、免税ハイライトは金色で、ちょっとリッチな雰囲気を醸し出している。

まぁ、ナリはともかくとして、問題はその味だ。これは完璧に、アメリカ人向けにローカライズされていると言わねばなるまい。長いフィルタでマイルドになっていて、ハイライト独特の、いかにも体に悪そうな、あのガツンとくる味がない。しかも全体的にマルボロと似た香りになっている。もともと似ているタバコだったが、こりゃ8分の1くらいマルボロの葉がブレンドされてるんじゃないのか、というくらいソックリになってしまっているでわないか。うぅむ、ジム・ビームのCMの兄ちゃんみたいにこだわってしまったぜ。

申し訳ないが、次は、街で売ってる体に悪そうなほうのハイライトを頼むぜ。

とかなんとか言ってるが、実は未だかつて一度もキムくんに代金を払ったタメシがない(おい)。最初のころは、よもやこんなにいろいろな品々を送ってもらうことになるなど思ってもいなかったので、そのうち日本に帰ったときにでも返そう、と流していたら、もはや総額いくらに達したかわからぬほどになってしまった。すまん>キムくん。

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