9/17(水) バイク雑誌

今日は会社をブッチ切ってしまったぜ。起きたらもう夕方で、即攻で会社行かないことを決めちゃった。なにしろ今週は、韓国の人と仕事をしていたんで、全然普通の時間に仕事ができなくて、すっかりフラストレーションが溜まってたしな。普通、仕事ってのは昼間するもんだろ?忙しい人だって、せいぜい朝から晩まで働くぐらいだろう。それが、オレの場合は

晩から朝まで働く。

だったんだぜ。マスタが上がったんだから、一日くらいブッチ切らせろ。それに、こっちの会社の連中は、オレの上司や親しい連中を除いて、なぜオレが夕方急にオフィスに戻ってきたり、夜中までいるのか、理解できまい。オレの目の黒いうちは、ヤツらに青い目はさせん!
なんてな。わはは。

てなワケで、すっかり自分の行動を正当化したおれは、SanJoseの紀伊国屋へ行って、定期購読しているライダースクラブをピックアップしてきた。あ、言っとくが、ライダーがスクラブ洗顔とかする雑誌じゃないぞ。ライダー達のクラブだクラブ。

とはいえ、一応惰性で買っちゃいるものの、読むとこないねぇ。つまんない本になっちまったもんだ。巻頭の新型車のリポートは HONDA X4 だったんだけど、目を疑うようなことが平気で書いてあるし。

「"シングル、ツイン派"は、マルチエンジンはシュンシュン回って面白くない、などと言うが、それはこの HONDA X4 で消えてしまうかもしれない」だと?ったく提灯記事め。おまえは田中亘か。「シングル・ツイン的なマルチというか、シリンダーの爆発1発1発が路面を蹴る感覚を味わえるエンジン」 あ〜そ〜、そりゃよかったね(-_-#)

バカヤロウ!ドコドコ言うだけでツインが好きなワケじゃねぇ!

そら確かに、1300ccものエンジンを徹底して低中速重視で仕上げれば、1発1発の爆発も感じられるだろうさ。なにしろ軽自動車の倍だぜ倍。そういう馬鹿力だけリッパで図体のうすらデカいエンジンで、どうやってツインに匹敵するハンドリングを得るんだ、オロカモノめ。

「誰もが味わえるビッグバイクを」ってのも、フン!って感じだね。SUZUKIのGSFもそんなコピーで出てきたが、しょせんバイクメーカーのいう、誰にでも楽しめる高性能ってのは、ライダーはただ黙ってアクセルを開けてなさい、真っ直ぐな道なら馬鹿力だけはあります、って意味だ。誰が乗っても同じ走りしかできん。結局、ライダーをバカにしてる。

乗り手のスキルを量子化しているに過ぎないと知れ。

あとさぁ、あの長期レポートも腐り切ってるよね。高いバイクわざわざ買って、バックステップ装着!とか言って自己満足してんなよ。200/50の極太タイヤに交換!なんて誰も頼んでねぇよ(-_-#)効果あんのかソレ。そんなことよりもなぁ、イタリア車はよく壊れるというけど、半年間オートバックスで買ったGTX-7(^-^;)で頑張らせてみた後、エンジン開けて中見て本当に腐るのか、とか、そういうユーザがしたくてもできないレポートしてくれよ。

そうそう、ミラノ・ショーでTL1000Rってのが出てたね。なんか、Γ500にTLのエンジン積んだようなヤツ。WSCでドカと戦うつもりなんだろう。VTRもインジェクションのSPが、間もなく発表されそうだし。なんだかなぁ。ますますDUCATIが欲しくなってくるよ、こうなると。

オレがYAMAHAびいきで、YAMAHAに次の弾がすぐには撃てないからってのも、正直いってなくはないよ、もちろん。だが、YAMAHAがTRXで、ビッグツインのメリットを生かした本当の意味でのスポーツバイクを、普及価格で初めて出したのは事実だし、今にして思えば、すごく大きな一歩だったと思う。

だが、あのときの言われようをオレは決して忘れんね。ドカの真似。安いドカ。豊富な市場と資金力を持つ日本のバイクメーカーが、それにモノを言わせて、ずっとずっと規模の小さい企業から市場を奪っていいのか、というような話まであったのにねぇ。HONDAがやりだすと、誰も何も言わないのはなぜなのかねぇ。

結局、HONDAって、Microsoftと同じ穴のムジナだよな。

マスコミは決して文句を言わないし、同業他社が成功するのを見てからその市場に参入し、利益はちゃんと持っていくのも一緒だ。その市場を立ち上げ頑張ってきた先業者は、その資金力・販売力には抵抗するすべもない。

そうだろ?業界の雑誌は初心者向けの提灯記事に終始して、広告料欲しさに新型を誉めちぎり、誉めちぎったハズのモデルが旧型になると一転してアラ探ししまくり。メーカーの販売に不都合なことは決して書かないってのも、コンピュータ業界と同じだ。唯一違うのは、我々の生活に密接な影響のあるコンピュータに対して、バイクなんてあってもなくても世の中困るヤツが少ないってくらいだ。

メール 前へ 次へ 戻る