4/17(木) 休日らしい休日
ここのところ雨模様だったけど、今日は晴れ。オレ自身にとっても、やっと休みらしい休みだ。今日は、キムくんのラブリーな彼女からXJR400を借り出して、ホームコースの芦ノ湖周辺に走りに行ったのだった。
TRXで参加予定だった木村さんは体調不良でキャンセルだったので、結局キムくんと、古くからの友人のあきひとがウチに集合して、小僧石田と国府津PAで待ち合わせることにした。
キムくんはGSF1200からXJR1200に乗り換えて最初の峠だ。あきひとは愛機FZR1000、小僧石田は何考えてんだのTRX850。オレはというと、XJR400は確かにいいバイクなんだけど、うぅ〜む状態。
XJR400。うむぅ。昨日借りて、世田谷からウチまで帰ってきただけだけど…なんつ〜か、その、良く回るし、中低速のネバリもあるし、いいエンジンだけど…はっきり言ってパワーバンドがないぞ。
というわけで、行ってきましたよ、箱根新道〜芦ノ湖スカイライン。平日なんで、箱根新道はむしろトラックやダンプで混みまくり。いたるところで長い車の列だった。ま、足慣らしってことでいいやね。で、芦ノ湖に入ったが、さすが平日。ガ〜ラガラだわ。走り放題。
で、実際にいつものコースをXJR400で走ってみたけど、ぜぇんぜん速く走ってる気がしない。あきひとは別格としても、キムくんのXJR1200にも小僧のTRX850にも楽々くっついていけて、むしろあおれちゃうくらいなんだけど、やってることといえば、最初のストレート終わってコーナーに飛び込むまでに3速9千まで回すことと、あとはアクセルを目一杯開け続けること、これだけなんだもん。
その後の連続するコーナーは全部ボディワークのみでこなせちゃう。リーンのきっかけにリヤブレーキをちょっとなめるくらいで、あとはワイヤも切れよとばかりにアクセルは開けっ放し。確かに良く曲がるけどさぁ。ちょっとオレに取っては薄味すぎ。面白くない。
その点、XJR1200はスゴイ。マジでスゴイ。加速も当然排気量に見合って猛烈だけど、なによりすごいのはハンドリングだ。よくあれだけまとめたよな。ナリに見合わず軽快だし、どんなに素早いアクションで入力しても、とにかくリヤタイヤをいじめるぶんには破綻をきたすそぶりも見せない。リーンしていく過程での蛇角の付き方も速すぎず遅すぎず、何も意識する必要はなかった。
ブレーキも車体の重さを感じさせないほど良く効く。効きそのものよりも、フロントサスとのマッチングが超絶妙。握り込んで減速Gが立ち上がってくるのと、フロントサスが潜り込んで減衰力が立ち上がってくるのがピッタリとシンクロしてる感じ。グラフにしたら本当に同じ勾配なんじゃないのか?
リヤ回りだって、ガンガン開けていっても音を上げない。しなやかだし。FZR1000だとカットオフしたくなるいつもの逆バンクも、開け開けで行けるもんね。いやぁ、マジで驚き。速いわ。洗練されてる。これに比べると、やっぱり89のFZR1000は古さを隠せないね。もろジャジャ馬。XJR1200、ネイキッド最強と見た。
実際、あきひとが乗ってるXJRの裏についてずいぶん走ったけど、コーナリングスピードはXJR400とそん色ない線まで行ってる感じだった。ブレーキングで詰めようとしてはみたけど、相手もさるもので、たいして詰まらないうえに、ほんの100メートル足らずのストレート部分でマジ置いてかれちゃう。
小僧のTRX850を奪い取って、あきひとにチャレンジしようかともよほど思ったけど、ちょっとなぁ。オレの中の、TRXに対するイメージがガラガラと崩れてしまいそうだったので止めといた。小僧石田はTRXの足回りをいろいろいじって模索している最中だと言ってたしな。しかも、オレの見た限りでは、小僧石田はかなりTRXをモノにしてきていて、なかなかの速さだったので、けっこう感心させられた。
それと。あきひともそろそろ新車購入かな。サンダーエースか?あきひとがサンダー乗ったら…オニ入るねマジで。手つけらんないんじゃないの?
キムくんは、やはりXJRで最初ってことで、楽しそうにはしてたけど、オレの期待していたのとはだいぶ違った。ちょっと言ってることと実際の走りが…て感じ。ま、これからってとこか。やっぱり、同じように乗り換えたんでも、この辺は石田くんと比較すると、キャリアの差かなぁ。まだXJRであんまり走ってないしな。
今シーズンは、キムくん、木村さん、石田くんの3人で出かけることが多くなるだろう。木村さんのTRXを見てないからなんとも言えないけど、オレの予想じゃ石田くんの天下が続くね。木村さんの愛機のゼファー1100は、楽しんで乗ることはできても、前を走ることはできそうもないぜ>木村さん。
|