4/16(水) 根本的な問題
こういうパブリックな場所に書くのはどうかとも思うけど(ま、どうせ見てるのは身内だけだ)やっぱり何はなくともマーケティングがしっかりしないとダメよ。何やってもダメ。
ウチのような会社だと、0から製品を開発するってことはないから、新製品の仕様を決めていくような企画グループは必要ないが、たくさんある本社のプロダクトラインから、どの製品をいつ、どういう順序でリリースするのか、また、それらをどのように市場にアナウンスし、売っていくのか、といったことを決定する機関は絶対に必要だ。会社の頭脳といってもいい。そして、今、ウチにはそれがない。
また、年間での売り上げ予算というものが、営業さんにとっては重要な目標なのであろうが、それの裏付けというのはあるのか?少なくともオレは見たことがない。もちろん、目標というからには容易に達成できるようなものでも困る。とはいえ、ゼロヨンを11秒で走るように、などという場合の目標とは根本的に異なり、歳入と支出という大きな柱のうちの1本なのだから、達成率がとても大事だ。
予算どおりの支出があったにも関わらず、売り上げ目標の達成率がとても低ければ、言うまでもなく赤字になるだろう。製品毎に、Q1でいくら、Q2でいくら売る、という遷移図を出すべきだろう。
エンジニア側からすれば、マスタを上げるまでのスケジュールははっきりと出している。提供する機能も制限事項などもすべてもらさず出している。ガラス張りと言ってもいい。製品化に必要なコストを出せというなら出そう。何人必要で、マシンが何台必要で、そのうち何台が新規購入なのか、購入するべきソフトウェアはどれで何本か、全部出せる。
売り上げ予測の遷移図と、製品化に伴うコストを突き合わせて初めてその製品について、いつ赤字から黒字に転換するのかわかるはずだ。これをやってないというのは、ムチャクチャ問題だと思うが。
なんとかショーとか、なんとかエキスポとか、その手のフェアに出展するのは結構だが、それがどう売り上げに貢献するのかわかんのか?このザマで。今の調子で出展しても、そこには戦略的な価値を見出すことはできぬ。そもそも戦略などというものは、綿密に予測し、計算で裏打ちされ、開戦前に決定していてしかるべきものだ。それを一人一人の兵隊に至るまで伝え、周知徹底させることこそが指揮官の役目ではないか。
売り上げ目標を達成するために打つ手が、みんながんばれ、じゃ困るぜ。ドラクエじゃないんだから。
今後、ビシッとした販売予測が出てこない場合は、製品化の計画を断るつもりだ。やっても仕方がないから。そんなヤツには用はない、というなら、どうぞお好きに。クビにでもなんでもしてくれ。だれか、オレのかわりのエンジニアを呼んでくるがよかろう。
|