5. 諸設定

5.1. 再起動時

kudzu が端末に接続されているマウス等に設定について聞いてきますので 環境に合せて設定を行なって下さい。

5.2. タイムゾーンの設定

timezone を設定を行います。

めでたく起動した後は、まずは timezone を直しましょう。 日本に住んでいるのであれば、

bash# cp -p /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

とします。これで date などの表示が JST になります。手間を省くのであれば

bash# timeconfig

でも設定できます。 ただし、OS の時計がずれるので、ntp などで時刻を合わせ直しましょう。

5.3. shadow password について

default では shadow password 化されていないため、 誰もがパスワードを読める状態になっています。 もちろんパスワードは一方向ハッシュ関数でハッシュ化されているのですが、 短いもの、簡単なものは簡単に破ることができます。 これでは危険なので、以下のようにして shadow password 化しましょう。

bash# pwconv
bash# grpconv

以上を行う事により、(ハッシュされた)パスワードだけは /etc/shadow に格納されます。 このファイルは root 以外は読めないようになっているので安全性が増します。

これでめでたく起動します。現状では最小限のパッケージしか入っていませんので、その後は OmoiKondara-HOWTO を参考にパッケージを自力で作成するか、 バイナリパッケージ置き場に、mph-get かけるなりしましょう。

5.4. /etc/hosts の記述

iiimf などのアプリケーションには、localhost に接続するものがあります。 /etc/hosts に最低限以下の行を書いておきましょう。

  127.0.0.1	localhost.localdomain localhost

5.5. 未使用デーモンの停止

使用しない余計な daemon を停止方法について説明します。

$ /sbin/chkconfig --list | grep on
$ /bin/su root
# /sbin/chkconfig --del <止めたいdaemon名>

など実行して、使用しない dameon を、次回 boot 時に起動しないように設定します。 また現在起動している必要でない daemon は、

# service <daemon名> stop

# sh /etc/init.d/<daemon名> stop

など実行して止めます。

# setup

より、System services を選択し * を外しても構いません。本当に必要ないようであれば mph-get remove してしまう事をお勧めします。

5.6. 一般ユーザの作成

# adduser momonga
# passwd momonga

この場合、ユーザ名 momonga パスワード momonga というユーザが作成されます。

5.7. sudo の設定

sudo でスーパーユーザの権限で、設定したコマンドを使用出来るようにします。

# /usr/sbin/visudo

必要な場合は、/etc/sudoers を編集します。 この後は、一旦 logout してから、 一般ユーザで login し直すと良いでしょう。

5.8. keyboard の設定

$ sudo /etc/sysconfig/keyboard

内容は以下の通り。

  KEYBOARDTYPE="pc"
  KEYTABLE="us_Ctrl_Ctrl"

この設定を反映させるには、

# sudo sh /etc/init.d/keytable start

と実行します。

5.9. slocate DB の設定

slocate 実行に必要な DB を作成します。

# sudo sh /etc/cron.daily/slocate.cron &

ここでは、DB 作成に時間がかかるので、バックグランドで実行しています。

5.10. 参考リンク

参考になるリンクになります。

momonga-debel.ja より しろあん日記