[Momonga-devel.ja:01917] glibc-2.3.2 環境移行メモ
- From: YAMAZAKI Makoto <uomaster@xxxxxxxxx>
- Date: Wed, 16 Jul 2003 18:31:14 +0900
zaki です。
予定より遅くなってしまいましたが、金曜日の夜に glibc-2.3.2 に関する
作業をします。
具体的には pkgs 以下で glibc-2.2.5 の最終版を示すタグを打ち、
elfutils, glibc, libelf, netatalk, usagi-pluto を ブランチから
HEAD にもってきます。
glibc-2.3 環境を作った時のメモを投げておくので移行の参考にしてください。
また、6月中旬にビルドしたglibc-2.3.2 対応のバイナリと、5月末のインストール
イメージを
http://www.momonga-linux.org/test/PKGS_glibc-2.3.2/
に置いたので困った人は使って下さい。
このバイナリは依存関係の整合性等のチェックはまじめにやってないので
無いよりマシ程度に考えて下さい。
あと、まだいくつかビルドできないパッケージが残っています。
中でもに xinitrc が一番問題になると思いますが、もうしばらくお待ち下さい。
とりあえずは glibc-2.2.5でビルドしたバイナリでも動作します。
== 注意 ==
このメモは以前 glibc-2.2.5 環境から、 glibc-2.3.2 環境へ移行した際のメモです
もしかしたら現在のパッケージではこのとおりに行かない部分があるかも知れません。
当然、glibc の移行で失敗すると動かないシステムになる場合があります。
最低限 glibc-2.2.5 環境でビルドしたバイナリを 残しておく事をお薦めします。
もちろん重要なもののバックアップも。
glibc-2.3 上でのビルドできないパッケージの修正ポイント
.a を先にリビルドしないとリンクエラー
extern int errno;を削除して #include <errno.h> に修正
sys_errlist[] を使わずに strerror()、strerror_r()を使う
== ビルド手順メモ ==
rpm, bzip2 を OmoiKondara -r -bp しておく
elfutils をオモコンでビルドしてインストール
glibc をオモコンでビルドして -Uvh --nodeps --force
glibc を入れ換えるとrpmbuild SEGVるので作りなおす
-bp しておいた bzip2 を bzip2.spec の %build と同じようにビルドし、
できた libbz2.a を、 /usr/lib へ
-bp しておいた rpm を同様につくりなおし sudo make install
rpm をOmoiKondara で作りなおしてインストール
sudo をOmoiKondara で作りなおしてインストール
binutilsを作りなおしてインストール(ついでにmemprofも)
gcc を作りなおしてインストール
elfutils を作りなおしてインストール
prelink を作ってインストール
gcc, gcc2.96, gcc2.95.3 を作ってインストール
tcp_wrappers を作りなおしてインストール
netatalk を作りなおしてインストール(at.h なし版)
ncurses -> grub
libpcap(tcpdump), libnet -> laptop-net
fltk,readline,python-devel,XFree86-devel あたりを作ってあとは適当に 全ビルド。
移行で困った事があれば 遠慮なく。
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YAMAZAKI Makoto