[Momonga-devel.ja:01345] フォントのインストール先に関する提案
- From: Kenta MURATA <muraken2@xxxxxxxxx>
- Date: Tue, 04 Feb 2003 06:14:08 +0900
むらけんです.
新しいフォントのパッケージを作ろうと思い,ついでにフォントのイ
ンストール先に関して調べてみた結果,現状ではまずい感じがしてき
たので,それに関して提案します.
モモンガのフォントパッケージを大別すると
(1) /usr/X11R6/lib/X11/fonts 以下にフォントを入れるもの
(2) /usr/share/fonts 以下にフォントを入れるもの
の2種類に分けることができます.これは,以前,X サーバが利用す
るフォントと,そうでない (X サーバ以外でも使用する可能性がある)
フォントを区別して行った結果だったと思います.
しかし,現在は fontconfig の出現によって,その境界が曖昧になっ
てしまっています.また,pcf フォントが X サーバ以外のソフトウェ
アから利用できないわけではありません.
フォントが同一階層の複数のディレクトリに分かれていると,管理が
大変になるでしょう.例えば,ghostscirpt は CID,TrueType,
Type1,といったフォントを使用可能ですが,CID フォントが入れら
れる可能性のあるディレクトリには /usr/X11R6/lib/X11/fonts/CID
と /usr/share/ghostscript/Resource/CIDFont の2つがあり,境界線
は非常に曖昧です.Type1 や TrueType についても同様です.
そのため,フォントを入れるためのディレクトリと,そのディレクト
リ階層を再度考え直す必要があると考えます.
そこで,TDS [1] を参考に,叩き台にできるような案を考えてみまし
た:
/usr/share/fonts/
CID/
japanese/
kochi/ ; こいつは是非とも入れたい
PEX/
Speedo/
afm/
encodings/
ofm/
ovf/
pcf/
100dpi/
75dpi/
efont/
japanese/
korean/
latin/
misc/
ucs/
pfm/
pk/
tfm/
truetype/
bakoma/ ; これを新しく作ろうと思った
ams/
cm/
japanese/
kochi/
wadalab/
type1/
MathT1/
adobe/
freefont/
ghostscript/
public/
ams/
cm/
pxr/
tipa/
txr/
urw/
vf/
# /usr/share/texmf/fonts 以下 のディレクト名が混ざってるように
# 見えるのは,気のせいではなく,半分本気です.できれば
# /usr/share/texmf/fonts も /usr/share/fonts のシンボリックリ
# ンクにしたいと思ってます.
この案は,そのまま採用できるようなモノじゃないですが,現状より
は良いと思います.できれば,フォントに詳しい方々 (kaz とか
shige とか anego とかその他) の意見を聞いてみたいです.
# 最終的には Momonga Font Installation Standard のような感じの
# 文書を Specfile Guidance とは別にして出しても良いと思います.
反論や更なる意見を募集します.
[1] TWG-TDS, A Directory Structure for TeX Files,
ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/tds/standard/tds/tds.pdf, 1999.
--
1024D/2A3FDBE6 2001-08-26 Kenta MURATA (MURAKEN) <muraken2@xxxxxxxxx>
Key fingerprint = 622A 61D3 280F 4991 4833 5724 8E2D C5E1 2A3F DBE6