ライディング・テクニック、略してライテクというものがある。愛読しているバイク雑誌、ライダースクラブでは、ライディング・テクノロジーという言い方をしているけど、これは単なるテクニック、つまり技巧ではなくて、テクノロジーという言葉をあえて使って、バイク側のデザインや造りなどのいわゆる技術と密接に関連付けよう、という企画意図があるそうだ。あ、オンロード前提ね、念のため。
スポーツ全般に言えることだと思うけど、人の体ってヤツは、大体において本人が頭で思った通りにはなかなか動いてくれない。目で見て、ふんふん、なるほどあぁやるのね、オレにもできそうじゃん、と思ってマネてみたところで、似ても似付かぬ状態なんてことはよくあるハナシだ。これはゴルフのスイングにしても、バイクのライディングにしても同じことだよな。
そこでオレは、いろいろとバイクのテクニックを解説してある本を読んだり、ビデオを見たりしては、実際に試してみたもんだ。最初は、速くなりたい、うまくなりたい、という一心からだったが、今となっては、なぜこういうことを教習所で教えないんだろう?と不思議にさえ思っているぞ。速く走るため、だけじゃないよ。バイクで死なないために、だ。これも不定期連載コラムとして書いてみる。
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