カラーで印刷しよう

CD-RWと一緒に、カラープリンタも買ってきたことは書いた(こればっか)。HPのDeskJet694Cってヤツだ。候補としてはいろいろあって、最初はもうちょっと上の722Cにしようとしてたんだが、オレゴン在住のLinux使いの沖さんという方の忠告で、HP PCLというプリンタ制御方式?をサポートしていないプリンタはLinuxから使えませんよ、と教えていただいたので、722Cはボツになったのだ。

目を皿のようにしてHPのホームページを見ると、確かにDeskJet690シリーズはPCL Level3というのをサポートしていると書いてあるが、DeskJet720シリーズはPPAという別の方式になっている。これは思うに、Winなドライバがないと動かないタイプなのだろうなぁ。危ないところだった。感謝>沖さん

jpegなんかの印刷だと、品質的にはEPSONのプリンタがdpiなんかも大きくて良いのだろうけど、日本ではMJ750Cとかそういう名前だがUSではColor Stylusなどといって名前が違ってヤヤコシイのと、紙を後ろから入れて前に出す方式は(一般的なんだけど)ホコリがたまったり紙が反ったりしてあんまり好みじゃないってのもあって、HPを選んだんだ。どこにでも売ってるしね。

てなわけで、例によってarchieでmagicfilter-1.2.tar.gzというのを拾ってきて展開し、makeすることにする。

./configure ; make でおしまい。問題なし。suしてmake installした後、自分のプリンタに会わせてフィルタの設定を行う。DeskJet692Cの場合は dj550c-filter というのが該当するフィルタなので、これを/usr/local/binにコピーし、実行可能にしておく。

フィルタはmagicfilterに対するscriptで、テキストファイルなので環境によって編集することができる。オレの環境ではPJE-0.1がインストールしてあった関係で、GhostScriptの在処が異なり、最初は印刷できずにちょっと悩んでしまった。

dj550c-filterの中の# PostScript以下に、gsのpathを記述している箇所があるので、そこを/usr/bin/gsから/usr/local/bin/gsに修正することでPostScriptなファイルも印刷できるようになった。モヂラでブラウズしている最中も「ファイル」->「印刷」でフルカラーの印刷ができる。最近はwebで広告を出す企業や商店が多く、地図や道順なども載せている場合が多いのでなかなかにして便利だ。うん。

だが、ひとつ問題が…

このDeskJet694Cって、生のテキストを食わせても日本語が印刷できないのだ。JISでもSJISでもEUCでもダメ。とにかく日本語を出すにはGhostScript経由でないと出せないのだった。なんか方法があるのかもしれないが…

と思っていたら、a2psというユーティリティの所在を知った。ひょっとしてこんなこた常識なのかも知れないけどね。で、このa2psってのは名前の通り、ASCIIなテキストをPostScriptに変換してくれる便利なユーティリティなのだ。で、そのままだと漢字は当然通らないんだけど、そこはやはり魚心水心ってやつで、日本語が通るa2psってのがあるのだった。

a2ps-ja 1.39-1というのを手に入れて、今の時点では印刷できるようにはなったんだけど、やはり日本語を通すように修正する過程で、紙サイズはA4がデフォルトになっちゃってたりして、今一つピッタリと思い通りの印刷結果は得られてない。ちょっと試行錯誤が必要なようだ。

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