ルートウインドウ上で右クリックした時に表示されるメニューは、デフォルトでは/usr/share/fluxbox/menu.ja_JP
ですが、別のファイルを指定することにより自由にカスタマイズすることが可能です。
~/.fluxbox/init
をエディタで開いて、
session.menuFile: /home/kourin/.fluxbox/menu.ja_JPなどと書き換えます。(fluxbox-0.1.9からはfluxbox起動中に設定ファイルを変更する ことができるようになりました.)
次に、/usr/share/fluxbox/menu.ja_JP (or menu)
を~/.fluxbox/
以下にコピーします。
% cp /usr/share/fluxbox/menu.ja_JP ~/.fluxbox/
先ほどコピーしたファイルをエディタで編集します。書き方は実際に見ればわかると思いますが、
[exec](rxvt) {rxvt}
(rxvt) がメニューに表示される文字で、後ろの{}の中が実行されるコマンドです。ですので、
[exec] (w3m-img) {Eterm --trans -e w3m-img ~/.w3m/bookmark.html}
のようにに書くと、メニューに「w3m-img 」が追加されます。
fluxboxの設定変更を行なう際に便利なツールとして、fluxconfがあります.
# fluxconfで,fluxboxの設定を,
# fluxkeysで,キーバインドの設定を
fluxmenuで,メニューの設定を,それぞれ変更することができます.(ただし今のところ日本語 には対応していません.)
他の多くのウインドウマネージャと同様に、キーボードからウインドウの操作などを行なうことが可能です。デフォルトの設定ファイルは、/usr/share/fluxbox/keys
ですが、さきほどのメニューと同様に~/.fluxbox/key
などに変更することが可能です。
デフォルトの設定は以下のようになっており、Alt + Tab で次のウインドウへフォーカスが移ります。
Mod1 Tab :NextWindow Mod1 Shift Tab :PrevWindow Mod1 F1 :Workspace1 Mod1 F2 :Workspace2 Mod1 F3 :Workspace3 Mod1 F4 :Workspace4 Mod1 F5 :Workspace5 Mod1 F6 :Workspace6 Mod1 F7 :Workspace7 Mod1 F8 :Workspace8 Mod1 F9 :Workspace9 Mod1 F10 :Workspace10 Mod1 F11 :Workspace11 Mod1 F12 :Workspace12
この他、Ctrl キー(Control)や、カーソルキー(Up、Down、Left、Right)や通常の文字キー等も組み合わせて使用することができます。
また、設定可能な項目については、こちらにまとめられております。
さらに、
Mod1 P :ExecCommand xmms -p Mod1 F :ExecCommand xmms -f None F1 :ExecCommand galeonなどとして、アプリケーションの起動に割り当てることもできます。 3番目のように設定することにより、F1キー単独でアプリケーションを起動することもできます。
カスタマイズするには~/.fluxbox/keys を直接編集するか、もしくはfluxconf に含まれるfluxkeys を使用することができます。