5. カスタマイズ

5.1. メニューのカスタマイズ

 ルートウインドウ上で右クリックした時に表示されるメニューは、デフォルトでは/usr/share/fluxbox/menu.ja_JP ですが、別のファイルを指定することにより自由にカスタマイズすることが可能です。

  •  ~/.fluxbox/init をエディタで開いて、

    session.menuFile:       /home/kourin/.fluxbox/menu.ja_JP
    
    などと書き換えます。(fluxbox-0.1.9からはfluxbox起動中に設定ファイルを変更する ことができるようになりました.)

  •  次に、/usr/share/fluxbox/menu.ja_JP (or menu)~/.fluxbox/ 以下にコピーします。

    % cp /usr/share/fluxbox/menu.ja_JP ~/.fluxbox/
    
  • 先ほどコピーしたファイルをエディタで編集します。書き方は実際に見ればわかると思いますが、

    [exec](rxvt) {rxvt}
    

     (rxvt) がメニューに表示される文字で、後ろの{}の中が実行されるコマンドです。ですので、

    [exec] (w3m-img) {Eterm --trans -e w3m-img ~/.w3m/bookmark.html}
    

     のようにに書くと、メニューに「w3m-img 」が追加されます。

5.2. fluxconf

 fluxboxの設定変更を行なう際に便利なツールとして、fluxconfがあります.

# fluxconf
で,fluxboxの設定を,
# fluxkeys
で,キーバインドの設定を
fluxmenu
で,メニューの設定を,それぞれ変更することができます.(ただし今のところ日本語 には対応していません.)

5.3. キーボートによる操作

 他の多くのウインドウマネージャと同様に、キーボードからウインドウの操作などを行なうことが可能です。デフォルトの設定ファイルは、/usr/share/fluxbox/keys ですが、さきほどのメニューと同様に~/.fluxbox/key などに変更することが可能です。

 デフォルトの設定は以下のようになっており、Alt + Tab で次のウインドウへフォーカスが移ります。

Mod1 Tab :NextWindow
Mod1 Shift Tab :PrevWindow
Mod1 F1 :Workspace1
Mod1 F2 :Workspace2
Mod1 F3 :Workspace3
Mod1 F4 :Workspace4
Mod1 F5 :Workspace5
Mod1 F6 :Workspace6
Mod1 F7 :Workspace7
Mod1 F8 :Workspace8
Mod1 F9 :Workspace9
Mod1 F10 :Workspace10
Mod1 F11 :Workspace11
Mod1 F12 :Workspace12

 この他、Ctrl キー(Control)や、カーソルキー(Up、Down、Left、Right)や通常の文字キー等も組み合わせて使用することができます。

 また、設定可能な項目については、こちらにまとめられております。

 さらに、

Mod1 P :ExecCommand xmms -p
Mod1 F :ExecCommand xmms -f
None F1 :ExecCommand galeon
などとして、アプリケーションの起動に割り当てることもできます。 3番目のように設定することにより、F1キー単独でアプリケーションを起動することもできます。

 カスタマイズするには~/.fluxbox/keys を直接編集するか、もしくはfluxconf に含まれるfluxkeys を使用することができます。