6. パッケージのデバッグ

通常、rpm はパッケージをビルドする際に、デバッグオプションなしでコン パイルし、しかも strip してからアーカイブしますので、そのままでは gdb などを用いたデバッグが極めて困難です。

OmoiKondara では、オプションとして '-G' (または '--debug') を指定すると、

という設定でビルドしますので、できたパッケージをインストールすれば、 デバッグに適したバイナリがインストールされます。ぜひもりもりデバッグ をして、作者の方々にフィードバックしましょう。

デバッグが終われば、'-f' つきで OmoiKondara を走らせれば通常のバイナリが ビルドされますので、それを 'rpm -U --force' で上書きインストールしま しょう。サイズ、動作速度の点で改善されますし、この通常のバイナリでも 念のために動作検証をするようにしてください。

6.1. ビルドできなくなってしまったパッケージ

何らかの理由でパッケージがビルドできなくなってしまい、 修正が困難な場合には、 このパッケージのディレクトリにOBSOLETEという名前のファイルを作り、 ビルドできない理由を書いて svn add、commit しておきましょう。 OmoiKondaraはこのファイルがあるパッケージはビルドしません。

ローカルでだけ、一時的にパッケージをビルドしないようにするには、 OBSOLETEファイルの代わりに、.SKIPファイルを置いておきましょう。 最初にピリオドがありますので、レポジトリにcommitしてしまう危険性が減ります。

メンテナを募集したい場合は、OBSOLETEでなく、 TO.Orphanファイルを置いておきましょう。