通常、rpm はパッケージをビルドする際に、デバッグオプションなしでコン パイルし、しかも strip してからアーカイブしますので、そのままでは gdb などを用いたデバッグが極めて困難です。
OmoiKondara では、オプションとして '-G' (または '--debug') を指定すると、
pkgs/rpmrc.debug を rpmrc として使う (optflags に -g がついています) BUILD/ を消さない (つまりビルド時のソースをおいておく) brp-strip, brp-strip-comment-note をしない (当然必須)
という設定でビルドしますので、できたパッケージをインストールすれば、 デバッグに適したバイナリがインストールされます。ぜひもりもりデバッグ をして、作者の方々にフィードバックしましょう。
デバッグが終われば、'-f' つきで OmoiKondara を走らせれば通常のバイナリが ビルドされますので、それを 'rpm -U --force' で上書きインストールしま しょう。サイズ、動作速度の点で改善されますし、この通常のバイナリでも 念のために動作検証をするようにしてください。
何らかの理由でパッケージがビルドできなくなってしまい、 修正が困難な場合には、 このパッケージのディレクトリにOBSOLETEという名前のファイルを作り、 ビルドできない理由を書いて svn add、commit しておきましょう。 OmoiKondaraはこのファイルがあるパッケージはビルドしません。
ローカルでだけ、一時的にパッケージをビルドしないようにするには、 OBSOLETEファイルの代わりに、.SKIPファイルを置いておきましょう。 最初にピリオドがありますので、レポジトリにcommitしてしまう危険性が減ります。
メンテナを募集したい場合は、OBSOLETEでなく、 TO.Orphanファイルを置いておきましょう。