[Momonga-devel.ja:03171] Re: lame は free か non-free か
- From: Mitsuru Shimamura <mitsuru@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Wed, 17 Aug 2005 14:19:20 +0900
smbdです。
On Wed, 17 Aug 2005 08:16:34 +0900 (JST)
zunda <zunda616e@xxxxxxxxxxx> wrote:
> zundaです。ご無沙汰しています。
>
> lameがfreeなのかそうではないのか質問します。
(中略)
> lameがfreeかnon-freeか、事情をご存じの方はいませんか?
結論から言えばnonfreeです。
lame自体のライセンスはLGPLとなっていますが
mp3の特許はFraunhofer IIS-Aが保持していて、これは日本でも取得されています。
で、彼らはmp3のデコーダー・エンコーダー問わずライセンス料を払うように言っています。
無料で配られているWindowsMediaPlayerとかWinampも払っているそうです。
で、日本製のmp3エンコーダーとして有名な物に「午後のこ〜だ」という物がありますが
その昔はバイナリ配布を行っていました。ですが、ライセンス料を徴収しはじめたので
特許を侵害している可能性があることからバイナリ配布を中止してソースのみを配布していました。
ソースのみの配布だと何故特許に抵触しないのかは、僕にはよくわからないのですが
弁護士と相談した結果のようです。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020402/gogo.htm
さすがにソースのみの配布ではユーザーが不便すぎるので(特にWindows中心のソフトですから)
彼らが逃げ道として採った手法が、配布するのはソースだが、インストーラーで
コンパイルしてインストールするという手法です。現在もこの方法によって配布されています。
長々と書きましたが少なくとも日本ではmp3エンコーダー・デコーダーはバイナリ配布不可
ソース配布は可と言うことのようです
なのでバイナリ配布に制限がかかるのでlameはnonfreeですね。
と、ここまで書いて気がついたんですが
僕はいままでデコーダは特許関係なく配布していい物だと思っていました。
でも上述のURLにはデコーダもライセンス料を取られるみたいですねぇ…
するとmp3デコーダもあらゆるnonfreeになる気がします。困りましたね
ちょっとdebianとか、どうしてるか見てみようと思います。
それでは
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1024D/F6AC9AF9 2002-06-25 Mitsuru Shimamura (smbd) <mitsuru@xxxxxxxxxxxxxxx>
Fingerprint = B14F C51C FA61 3F7E 4D22 35DF 1384 2E7B F6AC 9AF9
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