[Momonga-devel.ja:02582] rpm4.2.1への移行手順について


たかはたです。

今朝、rpm4.2.1を投入しましたが、投入にあたりいくつか注意点と
移行方法についてお知らせします。


□注意点
・ruby-rpmがrpm4.2.1対応のものへ入れ替わります。
・これによりmphで利用していた機能が一部使えなくため、mphが
  正常に機能しなくなります。
・mphが仕様できない間は、yumあるいはaptを利用することになります。
・rpm4.0でビルドしたバイナリは、rpm4.2でビルドしなおしてください。

□rpm4.0で自分でビルドしたrpm4.2.1を既にインストールしてしまった場合
rpm4.0でビルドしたrpm4.2.1バイナリは、そのままインストールすると
librpmdb-4.0.soが無いというエラーを出してしまい、他のものがインストール
できなくなります。この場合は、
# ln -s /usr/lib/librpmdb-4.2.so /usr/lib/librpmdb-4.0.so
する事で回避できます。

□移行方法
この移行方法に必要なバイナリは、
http://www.momonga-linux.org/test/rpm42/
に置いてあります。

■まず、rpm4.0に依存しているパッケージのうち、リビルドが必要が
既にインストールされていれば、そのパッケージを削除する

rpm -e rpm2html net-snmp net-snmp-devel net-snmp-utils php-snmp ethereal
zebra nautilus-rpm

■rpm4.2へupgradeするために必要なパッケージがインストールされて
いなければ、それをインストールする

rpm -ivh elfutils elfutils-libelf

■rpm42のディレクトリをコピーする。

beecrypt-3.0.1-0.20030630.1m.i586.rpm   rpm-build-4.2.1-6m.i586.rpm
momonga-release-20040310-3m.noarch.rpm  rpm-devel-4.2.1-6m.i586.rpm
popt-1.8.1-6m.i586.rpm                  rpm-python-4.2.1-6m.i586.rpm
rpm-4.2.1-6m.i586.rpm                   ruby-rpm-1.2.0-1m.i586.rpm
rpm-4.2.1-6m.src.rpm                    ruby-rpm-1.2.0-1m.src.rpm

■rpm4.2へupgradeする。
rpm -Uvh *.i586.rpm momonga-release-20040310-3m.noarch.rpm

■rpm4.2でビルドできるようにする
tools/にて、
$ make clean
$ make
をして、rpmvercmpをリビルドする。

rpmとruby-rpmを作り直す。

□yumの使い方
まだ、mphはrpm4.2.1に完全対応出来ていないので、代わりにyumを使用する。
~/.OmoiKondaraにて、
TOPDIR ~/PKGS
と指定してあるとする。

[momonga@kaede ~/PKGS/]$ yum-arch -d . | tee yum.log
等として、headerを作成する。依存関係が解決できない場合は、yum.logに
エラーが出力されているのでそれを解決する。つまり、必要なパッケージを
作成する。

次に/etc/yum.confを書き換える

[base]
#name=Red Hat Linux $releasever - $basearch - Base
#baseurl=http://mirror.dulug.duke.edu/pub/yum-repository/redhat/$releasever/
$bas
earch/
name=Momonga Linux $releasever - $basearch - Base
baseurl=file:///home/momonga/PKGS/

とする。

[momonga@kaede ~]$ yum upgrade
...
...
[update: gkrellm 2.2.0-5m.i586]
[update: popt 1.8.1-7m.i586]
Is this ok [y/N]: y
...
...
しばらくすると完了。



-- 
Masahiro Takahata
takahata@xxxxxxxxx