[Momonga-devel.ja:02498] Re: libata patch


たかはたです。

いくつかICH5なマザーボードをテストしていますが、2.4系では中途半端なサポ
ートでした。

というのも、私が持っているIntel D865GLCというマザーボードのBIOS設定に、
SATA Advanced modeとLegacy modeというのが設定できるようになっており、
Advanced modeではSATAのドライブを認識させるところで固まってしまっていま
した。そこで、Legacy modeに設定しなおし、インストールして使っています。

また、Dell 400SCを購入したのですが(Intel D875PBZベースらしい)、これに
Momongaをいれようとした時にSATAのディスクがやはり認識しないという状況に
なりました。上の例からすると、BIOSでLegacy modeに設定すればよいのですが
、
DellのBIOSでは、そういう設定がありませんでした。

そこで、fedoraのCDから起動してみると、ata_piixというモジュールで認識する
ことがわかり、是非ともMomongaにも取り込もうと考え、zakiさんに実作業をお
願いしました。
fedoraに入っているkernel-patchはkernel-2.4.22ベースのものであり、また、
いわゆるac patchなので分離が難しいという状況でした。

いろいろ探すと、kernel-2.6からのbackportがlibataという形でkernel.orgにて
提供されていましたので、これを組み込んでテストを行ないました。

通常の方法でmkinitrdにてinitrdを作成しましたが、何度やってもata_piix.oが
要求しているlibata.oがロードできませんでした。fedoraのmkinitrdを確認して
も特にlibata.oまわりで何かやっているという感じでもありませんでした。

そこで、mkinitrd自体を多少いじって、libata.oも一緒にloadされるように
調整したところ、問題なく認識することができました。ただし、この方法が
正しいのかどうかはわかりません。
#むしろ正しくない気がする…

mkinirdをいじらないで解決する方法は、kernelに組み込むという事になります
が、svnの移行を担当しているzakiさんがなかなか時間がとれず、これまで調べ
た内容で一旦commitした上で、後程module化が探れないかを検討することにしま
した。


On Thu, 04 Mar 2004 17:33:29 +0900 (JST)
Masanobu Sato <m.sato@xxxxxxxxxxxx> wrote:

> 佐藤@滋賀県です
> 
> 2.4.25-7mから導入されたlibataパッチですが、
> scsi_modとsd_modがmoduleになっているのに、
> libataの各ドライバーがmoduleでなくkernelに
> 組み込まれているので、SATAがどうにもこうに
> も認識できません。
> 
> # 自分の知識不足かもしれませんが
> # 環境は... [devel.ja: 02478]を読んでください

PC-DLですが、素性は

875P
ICH5R(SATA x2 PATA x2)
Promise PDC20378 Serial ATAコントローラ(SATA x2)
なので、Intel S875WP1-Eに近いのかなと思います。

・ICH5R
・PDC20378
どちらも変更の影響は考えられます。

こういう組合せのHWを持っているメンバーがおりませんので、できればdebugに
協力頂ければ幸いです。

ちなみにfedoraのインストールCDではどういうデバイスとして認識されているか
わかりますでしょうか。
 
> で、出来ればscsi_modとsd_modもmoduleでない
> 設定にして貰うか、libataの各ドライバをmodule
> にして貰えないでしょうか。
> 
> # 今はkernel-2.4-i586-p4-smp.configを書き換え
> # て対応中。
> # 最近注文多くてすみません。

後手後手になってすみませんが、とりあえずビルドする時には、
CONFIG_SCSI_SATAをnにてビルドをお願いします。


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