[Momonga-devel.ja:02464] Re: ldconfig のエラー


むらけんです.

In message <20040201203804.5a32eaf3.okaja@xxxxxxxxxxxxx> at Sun, 1 Feb 2004 20:38:04 +0900,
hiroshi okayama <okaja@xxxxxxxxxxxxx> wrote:
> > > %post -p /sbin/ldconfig
> > > #-----------------------------------
> > > %postun -p /sbin/ldconfig
> > > #-----------------------------------
> > > 
> > > といった部分の "#-------" という行がまずいらしく
> > > これを空行に書き換えてビルドすると上手くいくようです。
> > 
> > すごいトリガーですね。でもやってみたら確かに解決しました。
> 
> 確かに、気味が悪いとゆうか、居心地の悪い修正ですが
> 他に、解決方法が見つけることができませんでした。

-p を使わずに

  %post
  /sbin/ldconfig
  #----------------

のようにするとエラーは出ないですよね.というのは,
``#-------------'' という区切りコメントに執着心があるわけじゃ
なくて, -p オプションの使用をやめようという事です.

-p オプションは,rpm パッケージのヘッダの

    RPMTAG_PREINPROG
    RPMTAG_POSTINPROG
    RPMTAG_PREUNPROG
    RPMTAG_POSTUNPROG
    RPMTAG_VERIFYSCRIPTPROG
    RPMTAG_TRIGGERSCRIPTPROG

この辺に関係しています.具体的に言うと,通常はこのタグの値は 
/bin/sh なのですが,-p オプションを指定すると,指定したプログ
ラムに変更されます.

このこと自体に問題があるわけではありません.実は,LSB のパッケー
ジ規格が,これらのタグの値として /bin/sh 以外は許していないの
です.今後 HEAD は,できる限り LSB に準拠していきたいので,順
次 -p オプションは使用しない方向で修正していきたいです.

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1024D/2A3FDBE6 2001-08-26 Kenta MURATA (muraken) <muraken2@xxxxxxxxx>
Key fingerprint = 622A 61D3 280F 4991 4833  5724 8E2D C5E1 2A3F DBE6