[Momonga-devel.ja:02030] Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針 draft 20030826


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ほそのひでともです。

そろそろ8月も終わるので、ライセンス方面がんばります。

まず、いままでの議論をまとめた
『Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針 draft 20030826』
を書きました。今までの議論で得たことはは全て吸収したつもりです。
あとは表現のbrush upと英訳が主になるはず。

また、特に問題がなければ、というか、ないようなので、
遅くとも明日にはこの指針に沿ったtools/speclintをcommitします。

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- -*-rd-*-
$Id$
=begin
= Momonga Linuxパッケージライセンス表記統一指針 draft 20030827

== 有効範囲
Momonga Linuxに収録(main, zoo, non-free)された、
またはされる予定のパッケージにおけるspecファイル内License: プリアンブル。

== ポリシー
「License: プリアンブルの値はライセンス形態の識別子である」ととらえ、
ライセンスの正式名称を記述することにはこだわらないものとする。

理由としては以下のようなことが挙げられる。

* rpm -qiで表示されることを考えると、短くしておいた方がよい。
* License: プリアンブルはspeclintでチェックする対象となるため、
  正式名称にこだわってスペルミスを誘発してしまっては本末転倒となってしまう。

なお、プリアンブルの値(識別子)と正式(?)名称の対応表は作成しておくものとする。

(註: 何らかのパッケージに含めた方がよいとは思うが、
どのパッケージに含めるかは未定)

== ライセンス識別子
=== ライセンス識別子の文字種
* アルファベットの大文字・小文字。case sensitive。
* 数字
* 次に挙げる記号: '-', '_', ' '(スペース), '/'(スラッシュ)

=== 既存ライセンスの識別子
識別子であるという観点から、ライセンス形態の表記を以下のように統一する。
具体的な統一表記は以下の通りとする。

==== 「Apache」に統一する
* 「Apache」
* 「Apache License」
* 「Apache Software License」
* 「Apache like」
* 「Apacheish」
* 「The PHP License」(as of 3.0, see http://www.php.net/license/);

==== 「Artistic」に統一する
* 「Artistic」
* 「artistic」

==== 「BSD」または「Modified BSD」に統一する
* 「BSD」(いわゆる広告条項付きのオリジナルBSDライセンスを指す)
* 「Modified BSD」(いわゆる広告条項なしの改変BSDライセンスを指す)
* 「BSD License」
* 「BSD Style」
* 「BSD like」
* 「BSD style license」
* 「BSD-like」
* 「BSD-style」
* 「BSDish」
* 「BSDlike」
* 「The modified BSD license」
* 「W3C」
* 「W3C (see: http://www.w3.org/Consortium/Legal/copyright-software.html);」
* 「W3C Copyright (BSD like).」
* 「distributable and BSD Style」
* 「modified BSD」
* 「UCB」
* [dump]「relicesed to BSD」

なお、BSDとModified BSDは、以下のマトリックスに従って区別する。

  由来    広告条項        License:
  ====================================
  UCB     なし            Modified BSD
  UCB     あり            Modified BSD
  UCB以外 なし            Modified BSD
  UCB以外 あり            BSD

==== 「GFDL」に統一する
* 「GFDL」

==== 「GPL」に統一する
* 「GNU」
* 「GNU GPL Version 2」
* 「GNU GPL Version 2 or any later version.」
* 「GNU General Public License」
* 「GPL version 2, (C) 1994-1999 The DOSEMU-Development-Team」
* 「GPL2」
* 「distributable GPL」

==== 「LGPL」に統一する
* 「LGPL」
* 「GNU LGPL」
* 「LGPL2」
* 「WINEL」

==== 「MIT/X」に統一する
* 「MIT」
* 「X」
* 「MIT/X Consortium」
* 「MIT/X Consortium License」
* 「X Consortium-like」
* 「X, distributable」
* 「XFree86」

==== 「MPL」に統一する
* 「MPL」

==== 「OPL」に統一する
* 「OPL」

==== 「Public Domain」に統一する
* 「Public domain」
* 「public domain」
* 「suite yourself」
* 「Momonga」([momonga-release])
* 「None」([termcap] public domainとファイル中に明示)

==== 「QPL」に統一する
* 「QPL」

==== 「Ruby」に統一する
* 「Ruby」
* 「Ruby License」
* 「Ruby's」
なお、Rubyライセンスは、
そのライセンス形態においてGPLの要素を含んでいるものとする。

=== 独自ライセンスについて
独自ライセンスを表記する場合は、""で括る。

(註: 現在のspeclintでは:を前置するようになっていたが、見た目が美しくないと思わ
れるので、""で括るように変更する)。

=== 選択式ライセンス、または1つのソフトウェアに複数のライセンス形態が含まれる場合の表記について

==== 区切り文字列
:or
  ライセンスを選択できる場合
:and
  ソフトウェアの一部にライセンス形態の違うものが含まれる場合

==== 3つ以上のライセンス形態が混在する場合の表記方法

区切り文字列の優先順位を明確にするため、
"(" と ")" で結合度の高いライセンス形態表記を括ることができる。

== 関連文書の所在
* ライセンス識別子の説明ドキュメントは


以上。

=end
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書き換えスクリプトはもうちょっと待ってください。

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