[Momonga-devel.ja:00323] Debian3.0 installer
- From: "Kikutani, Makoto" <poo@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 13 Aug 2002 00:15:35 -0400
pooです。
もと宗家の抜忍として、3.0が出たことを記念してVMware上に入れてみました。
Momongaのインストーラとして参考になることもあると思うので
手順を書いておきます。
http://www.debian.org/releases/stable/i386/ch-appendix#s-file-descs
あたりに行って、
rescue.bin
root.bin
driver-1.bin
driver-2.bin
driver-3.bin
driver-4.bin
を落としてきてフロッピーに入れます。
baseをフロッピーに入れると23枚にもなって嫌すぎなので basedebs.tar
を落としてきてどっかに置きます。
まずrescueのフロッピーをさし、VMware上げて、Configuration Wizardを使い、
guest OSをLinuxとしてvirtual diskで起動します。
指示にしたがい、driver-4のフロッピーまで入れます。
ここでNICのmoduleを入れるのですが、pcnet32を選びます。
すると、ネットが使えるようになって、ホストOSと通信できるようになるので
basedebs.tar をターゲットディスクにコピーしておきます。
これにはいろいろ手はあるでしょうが、私はなぜかNFSがうまく行かんかったので、
ホストの/home/httpd/html/ に basedebs.tar をコピーしたのち、
VMware上のDebian画面でALT-F2して、wgetしました(ftpはない)。
実はここで basedebs.tar を使わずに直にインターネット経由でベースを
入れてしまうこともできるようなんだけど、ダイアルアップではあまりにもたるい
ので basedebs.tar だけは事前に取っといたほうが良さげです。
ALT-F1で元にもどって、ベースシステムを入れる画面でハードディスクを
選ぶことができるのでターゲットディスクのトップのパスを入れます。
すると、ベースが全部入ります。
ここにいたってようやくapt-getが使える環境になります。
驚いたことに、Debianもようやく「X」とか「ゲーム」とかのおおざっぱな
分類でパッケージを入れられるようになってます。
と、感動したのもつかのま、次の画面で dselect でパッケージをオプティマイズ
できますみたいになっていたので、辟易して無論dselectはスキップ。
あとは普通の apt-get upgrade みたいなかんじです。
Debianらしく、けっこう頻繁にconfigure画面になるので、英語が嫌いな人は
疲れるでしょう(疲れた)。
剛の者はVMwareのかわりにUMLでやってください。
☆☆☆☆☆
まあ印象としては、potato時代からさほどの進歩もないかな、というところですが
おおざっぱパッケージ選択ができるようになった点はDebianとしては進歩かな。
他のdistroのユーザにはこの感覚はわからないかもしれないけど。
さて、Momongaのインストーラたるmomongaは私はまだ触れたこともないのですが
(スマンね)、話を聞いてる限りではけっこうDebianのインストーラに
コンセプトは近い? apt-get がmph(orその後継)になったかんじですよね。
Debianは一応CDとかもソースにできるけど、基本的にはネット経由の
インストールです。Debianはそのパッケージの膨大さにより、CDにしたら
何枚になるかわからんので、この手法はきわめて自然だと思います。
Debianの手法をMomongaに利用すると、
1) ネットが使える最小構成をフロッピー数枚で入れ、mphが使えるようになる
最小構成のRPM集をtar玉にして取れるようにする。
あるいは、私の趣味としては、
2) mphが使える最小構成までは、systemimagerとかkickstartでMomongaサーバ
から直にインストールできるようにする(フロッピー1枚使用)。
あとは、Debianよりも優秀なパッケージ選択画面を提供して選んでもらったあと、
mphでgoです。
いまのmomongaもそんなかんじ?
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Kikutani, Makoto