[Momonga-devel.ja:00323] Debian3.0 installer


pooです。

もと宗家の抜忍として、3.0が出たことを記念してVMware上に入れてみました。
Momongaのインストーラとして参考になることもあると思うので
手順を書いておきます。

http://www.debian.org/releases/stable/i386/ch-appendix#s-file-descs

あたりに行って、

rescue.bin
root.bin
driver-1.bin
driver-2.bin
driver-3.bin
driver-4.bin

を落としてきてフロッピーに入れます。
baseをフロッピーに入れると23枚にもなって嫌すぎなので basedebs.tar
を落としてきてどっかに置きます。

まずrescueのフロッピーをさし、VMware上げて、Configuration Wizardを使い、
guest OSをLinuxとしてvirtual diskで起動します。
指示にしたがい、driver-4のフロッピーまで入れます。

ここでNICのmoduleを入れるのですが、pcnet32を選びます。
すると、ネットが使えるようになって、ホストOSと通信できるようになるので
basedebs.tar をターゲットディスクにコピーしておきます。
これにはいろいろ手はあるでしょうが、私はなぜかNFSがうまく行かんかったので、
ホストの/home/httpd/html/ に basedebs.tar をコピーしたのち、
VMware上のDebian画面でALT-F2して、wgetしました(ftpはない)。

実はここで basedebs.tar を使わずに直にインターネット経由でベースを
入れてしまうこともできるようなんだけど、ダイアルアップではあまりにもたるい
ので basedebs.tar だけは事前に取っといたほうが良さげです。

ALT-F1で元にもどって、ベースシステムを入れる画面でハードディスクを
選ぶことができるのでターゲットディスクのトップのパスを入れます。
すると、ベースが全部入ります。

ここにいたってようやくapt-getが使える環境になります。

驚いたことに、Debianもようやく「X」とか「ゲーム」とかのおおざっぱな
分類でパッケージを入れられるようになってます。
と、感動したのもつかのま、次の画面で dselect でパッケージをオプティマイズ
できますみたいになっていたので、辟易して無論dselectはスキップ。

あとは普通の apt-get upgrade みたいなかんじです。
Debianらしく、けっこう頻繁にconfigure画面になるので、英語が嫌いな人は
疲れるでしょう(疲れた)。

剛の者はVMwareのかわりにUMLでやってください。

☆☆☆☆☆

まあ印象としては、potato時代からさほどの進歩もないかな、というところですが
おおざっぱパッケージ選択ができるようになった点はDebianとしては進歩かな。
他のdistroのユーザにはこの感覚はわからないかもしれないけど。

さて、Momongaのインストーラたるmomongaは私はまだ触れたこともないのですが
(スマンね)、話を聞いてる限りではけっこうDebianのインストーラに
コンセプトは近い? apt-get がmph(orその後継)になったかんじですよね。

Debianは一応CDとかもソースにできるけど、基本的にはネット経由の
インストールです。Debianはそのパッケージの膨大さにより、CDにしたら
何枚になるかわからんので、この手法はきわめて自然だと思います。

Debianの手法をMomongaに利用すると、

1) ネットが使える最小構成をフロッピー数枚で入れ、mphが使えるようになる
  最小構成のRPM集をtar玉にして取れるようにする。

あるいは、私の趣味としては、

2) mphが使える最小構成までは、systemimagerとかkickstartでMomongaサーバ
  から直にインストールできるようにする(フロッピー1枚使用)。


あとは、Debianよりも優秀なパッケージ選択画面を提供して選んでもらったあと、
mphでgoです。

いまのmomongaもそんなかんじ?

-- 
Kikutani, Makoto