rawhide 1.3.1 と starbuck には egcs 1.1.2 が入っているし、bind なども新しいので、それらに価値を見い出す向きには rawhide 1.3.0 は魅力がないかもね(というか、redhat の鯖はケチなので、今となっては rawhide 1.3.1 か starbuck しか落とせまい)。
オレは pgcc 1.1.1 release を使っているのでとりあえず egcs 1.1.2 を入れる気はないし、なにしろ肝心の glibc が 2.1-0.990311 と同じものなので、リキんで落とす必要はないと判断した。今の時点でオレのマシンでせっかく安定して稼働している rawhide 1.3.0 を捨てるのもねぇ。てワケでしばらくは rawhide 1.3.0 ベースで行ってみることにする。
で、glibc 2.1 のおさらいだけど、これはもう実用上ほとんど問題なかった。
glibc 2.1 と共に提供されるヘッダ・ファイルの差異で、compile するために微調整が
必要なものもあるにはあったけど、一番大事な locale まわり、wcsmbs 関係は特に不都合なく動いているように見える。
glibc 2.1-0.990222 では locale の charset 名が case sensitive な扱いを受けてし
まうというバグがあったが、それは rawhide 1.3.0 以降および starbuck に入っている glibc 2.1.990311 では解決されている。
だから、wcsmbs-locale_0.4.11.tar.gz をJRPMでも Vine でも PJE でも Debian-JP でも
、なんでもいいからとにかく持ってきて展開し、/usr/share/locale/ja* をバサッと /usr/share/local にコピーしてしまえばいいだろう。本当は glibc 2.1 のパッケージを作成する際に、localedef で由緒正しく locale data を生成してやればいいのだが、今は localedef がマルチバイトに対応していないのでできないのだ(泣)
で、locale data の方を所定の位置に置いたら、/usr/lib/gconv/gconv-modules にちょっとだけ手を入れて、ja_JP.ujis を使えるようにしよう。
--- iconvdata/gconv-modules~ Thu Jan 21 12:00:00 1999 +++ iconvdata/gconv-modules Sat Mar 13 19:13:46 1999 @@ -874,6 +874,7 @@ alias EUCJP// EUC-JP// alais CSEUCPKDFMTJAPANESE// EUC-JP// alias OSF00030010// EUC-JP// +alias UJIS// EUC-JP// module EUC-JP// INTERNAL EUC-JP 1 module INTERNAL EUC-JP// EUC-JP 1
とこんな感じのパッチをデッチ上げてあてといた。でもこの期に ja_JP.EUC を使うようにするほうが、locale の名称としては由緒正しいように思う。上記のような小細工もいらないしねぇ。とかいってオレはja_JP.ujis を使ってるんだけどさ(笑)
で、これだけで locale 関係の設定はおしまい。あとは LANG=ja_JP.ujis なり
LANG=ja_JP.EUC なりにしておけば、GTK+ 1.2.0 以降ならそのままで、GTK+ 1.0.6 なら wc patch があたっていれば日本語もサクサク使える。
ただ1点だけ問題があって、Netscape Communicator 4.08 がまともに動かなくなった。日本語のリソースを使うとね。
症状としては2つほどあって、まず1つは「Save As...」動作がダメ。メニューなりボタンなりでファイルを保存するダイアログが出るものがいくつかあると思うが、それらは全滅ね。CPU 負荷 100% にはっついて、kill -9 しないとどっか行ったまま帰ってこない。
2つ目は、CGI の FORM などで「reset」とか「消す」なんてのがあるでしょ? あれがダメ。押すと 100% はっつきで以下同文ね。
Mail や News なんてボロクソなんぢゃないかな。使ったことないから試してもいないけど
:-P
もともと Netscape Communicator なんてバイナリ配布のみで、
オープンソースでもなんでもないから、glibc 2.1 の環境に擦り合わせようにも手が出せないんだよな 凸(-_-#) そりゃあちょっと前までは、バイナリのみとはいえフリーで入手できるようにしてくれるなんてありがたいのぅ、なんて思っていたけど、もう捨てることに決定ね。どうせ mail も news も使ってないんだし。いらねぇっちゃいらねぇのよ。
てなわけで、オレのコンダラ環境での標準ブラウザは、あ伊藤さんの w3mに決定。ぱぱんださんの推薦つき、_tom_ さんによるパッケージ公開済みという、そうそうたるお歴々、まさに鳴り物入り。まるで西武の松坂みたいなブラウザなのだ(笑)
実際、すっげぇ良くて良すぎ。しかも、あ伊藤さんのサポートのキメ細かいことといったら。成毛に爪の垢でも飲ませたいってなもんだぜ。いやマジで。でもきっと、あ伊藤さんは飲ますのヤだって言うだろうけど(大笑い)
ぱぱんださん、_tom_ さん両巨頭のページにリンクさせてもらったついでに書いておく
けど、w3m の最新は 3/25/99 現在で w3m-990323.tar.gz だ。_tom_ さんのページから
rpm をもらうか、nosrc.rpm をもらって自分で rebuild する場合はよいとして、ぱぱんださんのページから直に ftp すると、すこしだけ古いのを持っていくことになるのでちょっとだけ注意ね。
さらに、_tom_ さんのパッケージはエディタに jed を、メーラに mutt を使うように
configure されている(大笑い)という実にコンダラな作りなので、jed も mutt も使ってない人は nosrc.rpm の方をもらっていって、中見て設定を変えて rebuild しよう。
さらにさらに、せっかくメーラに mutt を指定してくださった _tom_ さんの意向に感謝して、オレの環境での
mutt, slrn での w3m 使い回しを書いておく。MS風に言やあ、統合ってか?(大笑い)
まずは mutt だけど、~/.muttrc に
macro pager \cb "|urlview\n"
と書く。でもって urlview-0.7-1.i386.rpm をインストールする。urlview ってのは slang なミニアプリで、標準入力から喰わされたテキストの中から
URL を探しだし、それを TAB キーで選択できるように画面に表示してくれるツールだ。
rawhide か starbuck なら最初から提供されているし、赤帽 5.x なら探せばどこかで見付かると思う。もちろん rawhide などの src.rpm を持っていって rebuild してもいい。日本語化もへったくれもないしね。
で、~/.muttrc への macro うんぬん、という記述は、C-b で urlview に読んでいるメールの内容をパイプで喰わせろよ、という指定なのだ。でもって ~/.urlview には単に
COMMAND w3m '%s'
とだけ書いておく。さて、mutt でメールを読んでいたら、気になるページの URL が紹介されていたとしようか。もう速攻で
C-b だ。すると urlview がその URL を表示してくれるので、選んでやれば、w3m がそのページを開いてくれる、というわけ。快適快適。
slrn の場合はもっと簡単で、~/.slrnrc に
set Xbrowser "rxvt -geometry 82x56 -e w3m '%s' >& /dev/null &"
と書くだけ。X な環境でしか使えないけど、こうしておくと news の記事中に反転表示された
URLをマウスでクリックするだけで、rxvt が1つ開いて w3m がそのURLを見せてくれるという寸法だ。便利便利。
X 環境でない場合のブラウザも、実は non_Xbrouser という変数で設定できるのだが、実際に使ったことがない(ので実はよく知らない。師匠に聞かないと(汗))
ついでに書くと、オレは WindowMaker を使っているので、上記の rxvt うんぬんという
slrn での設定をそのまま menu に登録してる。~/GNUstep/Default/WMRootMenu に
(w3m, EXEC, "rxvt -geometry 82x56 -e w3m /home/toru/public_html/index.html"),
などという1行をまぎれ込ませただけ(笑)だけどね。自分のホームページのソースが ~/public_html に置いてある(というか、そこでまず書く)ので、その index.html をスタートページにしてる。そこから M-b で bookmark を開くもよし、G で URL を指定するもよし、だ。
bookmark は中身が簡単な html だったので、~/.netscape/bookmarks.html を jed でちょちょいといじってコンバートした。う〜ん、もう戻れんよ、快適で。
さて、哀れ捨てられる運命の Netscape Communicator はどうなったか、というと、実際には完全に捨てちまったワケじゃなくて、英語版そのままの形で動くようにしてある。web で通販を使うときとかだと SSL が必要になっちゃうし、えっちなページも硬派な w3m は苦手だしね(笑)
赤帽系の Netscape Communicator(VineやTurboは除いて)は、netscape-common と
netscape-communicator の2つにパッケージが別れているんだけど、普通に起動すると
/usr/bin/netscape という shell script が wrapper として動くようになっている。
だから /usr/bin/netscape の頭の #!/bin/sh の下に
export LANG=C export LC_CTYPE=C export XMODIFIERS=""
などと書いて、強制的に C locale で XIM なしな状態で起動されるようにしちまったよ。これでファイルのオープンダイアログも動くからダウンロードもできるし、CGI
関係も普通に動くから web での通販でもなんでもできる。えっちな画像ももちろんゲットだ(笑) 日本語も読めるしね(ペーストしようとしても掴めないけど:-P)
てなわけで、ブラウザ問題は一気に片がついた。
今のところ、自分でパッケージを rebuild して入れてあるのは以下の通り。ABC 順ですまんけど(手抜き)。
手持ちのをただ rebuild しただけ。tcltk-8.0.4jp-27 を先にパッケージして使っている 。
もともとは JRPM からもらってきたもの。手持ちのをただ rebuild しただけ。 freetype は rawhide 1.3.0 に最初から入っているので、それをそのまま使っている。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。0.51.2 はまだちょっと 問題があるらしい(kinput2 など XIM の focus まわりとかね)ので、これからの課題。
アイコン集。ずっと使い回してる。
もともとは JRPM だったかな。rufus.w3.org かも。Perl は特に手をつけず、rawhide に最初から入ってる perl-5.00502-2.i386.rpm を使っている。
rufus.w3.org からだったと思う。単に rebuild した。動作未確認(汗)
rufus.w3.org からだったと思う。単に rebuild した。AfterStep-hoge ってのに入ってそうな気もしたけど、WindowMaker で Dock できないかも知れないので rebuild することにした。
rufus.w3.org からだったと思う。バイナリ・エディタなんだけど、なぜか愛用(笑) 単に rebuild しただけ。
手持ちのをただ rebuild しただけ。tcltk-8.0.4jp-27 を先にパッケージして使っている。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。
わはは。自作パッケージだ(笑) gtk+-1.2.0 ベースで日本語もサクサクね。
なんと、吉田さんがわざわざパッケージにしてくださったのだ。でもまだ kernel 2.2 系用の fumied2 はパッケージにしてない。それと、init script がないのでその辺を追加しちゃおうかな、なんて(汗)
もともとは JRPM でお世話になっている永繁さんがパッケージしてくださったのをいただいたもの、なのだが、今見るとどこにもないんだよね。JRPM にもないし。だからどこから持ってきたのかもうわからないや(汗) glibc 2.1 環境だとそのままでは make に失敗してしまったので、バータリーなパッチをあてて回避した。a2ps.pl との組み合わせで日本語テキストの印刷もバッチリ。 VFlib2 を使って TrueType フォントで幸せ。
JRPM からもらってきた。そのまんま。
手持ちのをただ rebuild しただけ、gtk+-1.2.0 ベースで日本語化してある。2、3人と ICQ したけど文字化けとかは大丈夫なようだ。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。gtk+-1.2.0 ベースで日本語もサクサク。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。
上記に書いたとおりのことをして、locale data を追加して gconv-modules にパッチをあてただけ。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。
実はオレ的には不要なんだけど、gtk+10-1.0.6 ってのが rawhide に入ってたので、ついつい日本語化してしまった(笑) けど全然使ってない。
手持ちのをただ rebuild しただけ。slang 1.2.2_j055 が必要。
手持ちのをただ rebuild しただけ。pgcc -O6 だとちゃんと動かなかった。-O2 で make して快調に動いている。テストを兼ねて、よく知りもしないことを f.o.l に follow したら、突っ込まれちゃって困っている(笑)
JRPM からもらってきて rebuild した。
手持ちのをrebuildした。上記の gicq-0.32jp に必須。
手持ちのをただ rebuild しただけ。slang 1.2.2_j055 が必要。
手持ちのをただ rebuild しただけ。辞書鯖。bookview とペア。
JRPM からもらってきて単に rebuild した。
手持ちのpgcc 1.1.1のパッケージと、rawhide の egcs 1.1.1 をマージしてパッケージにした。元々 rawhide には gcc 2.7.2.3 は入っていなくて egcs のみ、なのだが、この pgcc を入れると gcc = egcs = pgcc になる(汗)
rufus.w3.org からもらってきて rebuild しただけ。
手持ちのを rebuild した、んだけど、バージョン番号に従来から 0. を付けるのを忘 れていた(汗)ので、今回から付けることにした。いい機会なんでね。kernel 2.2.3 + glibc 2.1 で快調に動いてるけど、kernel に ac2 パッチをあてると動かなくなるらしい。未確認。
元々は rufus.w3.org からもらってきたものを rebuild して使っている。rawhide に入ってた procmail は今だに 3.10 で、Maildir に対応してなかったのだ。
手持ちのをただ rebuild しただけ。前田さん作の ruby で書かれた SKK 鯖。ちょっとだけメモリ喰うけど速いのだ。当然だが ruby が必要。
手持ちのをただ rebuild しただけ。ご存じ ruby だが、glibc 2.1 だとコンパイルエラーになる箇所があったのでバータリーにパッチで修正した。
_tom_ さんのところからもらってきたのを単に rebuild した。これぞ紀香rxvtの決定版(笑)
手持ちのを rebuild した。SCSI接続のスキャナ用ツールなんだけど、gtk+-1.2.0 ベースでglibc 2.1という環境で、ちょっとパッチが必要だった。動作未確認(汗) あとで試そう。
JRPM からもらってきて rebuild した。
手持ちのを rebuild しただけ。必須ね(笑) rawhide ではついに最初から slang-1.2.2 が入ってくるようになったので、slang_jp などというパッケージ名はやめて、直に置き換えちゃったよ。mouseconfig 等の CUI な configモノもちゃんと動いているようだからよしとする。
手持ちのをただ rebuild しただけ。slang 1.2.2_j055 が必要。
RedHat 5.2 の powertools からもらってきて rebuild した。なんで最初から入れぬ〜 > RedHat
_tom_ さんのところからもらってきて rebuild した。-z のかわりに -y を使うと bz2 がそのまま展開できる便利な tar なのだ。
rawhide に入ってた tcltk の src.rpm に手持ちの jp patch をあててツジツマを合わせたもの。make 中には盛大に warning が出るが、動作そのものは問題ない。日本語も skkinput から入力できるし、表示ももちろんできる。
_tom_ さんのところからもらってきて lynx のキーバインドにして rebuild した。 glibc 2.1 では make 時にちょっとしたエラーがでるのでパッチをあててある。
rufus.w3.org からもらってきたものを rebuild して使っている。
tom_ さんのところからもらってきて rebuild した。
手持ちのを単に rebuild しただけ。
_tom_ さんのところから XFree86-3.3.3.1.xtt121-1.nosrc.rpm をもらってきて、手持ちの xfsxtt と合わせて X-TT 1.2.1 に対応させた。freetype は rawhide にもともと入っていたのを使っている。X-TT と pgcc の相乗効果か、かなり速くなったように感じる。
rawhide にもともと入っている xxgdb って弁当箱みたいなドデカい窓1枚になるタイプなので、-DNEW_INTERFACE をつけて make するようにした、ら、その NEW_INTERFACE の部分が glibc 2.1 だと Compile Error になるヤツ 凸(-_-#) バータリーにパッチあてて黙らせた。
ふぅ。こうして上げてみると、けっこうたくさん入れ換えたなぁ(汗)
あ、上記のパッケージは、pgcc そのもの以外のものは全部、pgcc 1.1.1 で -O6
-mpentium でコンパイルした。ものによって(ruby とか xfsxtt とか)は
-fno-inline-functions も付けている。そうしないと core 吐いてお亡くなりになっちゃうみたいなんでね。あ、あと leafnode だけは -O6 だと -fno-inline-functions をつけたくらいじゃダメで固まってしまう。だもんで
-O2 でコンパイルした。
単に rebuild しただけのものはともかく、pgcc とか tcl/tk とか xfsxtt とか、それなりにパッチあてたりしてツジツマを合わせたパッケージについては、nosrc.rpm か、せめて spec とパッチを固めてパッケージ置き場に置こうと思う。
rawhide は♪ローレンローレンローレン♪だからいいとして(何がだ?)、starbuck がまともに mirror されるようになれば、RedHat 5.9 だもんなぁ。インストールしてみたい、という人も増えてきそうだし、今のうちにせめて人柱をしておくことにしよう。何しろホラ、オレって義賊だし(謎)
だけど実際には置くスペースがないんだよね(汗) JRPM はまだ glibc 2.1 は考えてないだろうし… かといってオレの ISP の空き容量ってもう残り少ないのだ。spec とパッチだけ、にするか :-P
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