FreeType 1.2 その他いろいろ


FreeTypeの1.2からPreが取れたのが公式ページからダウンロード可能になったので、パッケージにしてみた。

変更点はそれこそ細かいのも含めてたくさんあるのだが、肝心のlibttf.soはlibttf.so.2.1.0になっている。とはいえX-TTもVFlib2も、シンボリックリンクのlibttf.so.2の方をリンクしにくるので差し替える際に文句を言われることはなかった。

内部的な関数の呼出しインタフェースなどが大きく変っていれば、リンクはできても動かないということもありえるが、FreeType 1.2preの頃からX-TTなどはちゃんと動作していたので、単にパッケージを差し替えても問題ないと思う。

パッケージそのものはいつもどおりパッケージ置き場に置いておいた。

X-TTプロジェクトの方から公式にFreeType 1.2のサポートについてアナウンスがあったワケではない(と思う。11/30現在)ので、今のところはSnapShotの域を出ないかも知れぬ。おそらくすぐにX-TT 1.1が出るとは思うが… 不安な向きはJRPMの方からFreeType-1.1を取ってきて使えばよいだろう。

すでにFreeType-1.1のパッケージを入れてある人は、普通にRPM -Uすれば依存性の問題もなく入る、はずなんだが、X-TTのパッケージに寄っては、FreeTypeに対するRequirementが >= 1.1 ではなくて、= 1.1 に、つまり1.1以外認めないようになっているかも知れない。そういう場合は --nodeps で大丈夫だろうと思う。

ついでに、いつもJRPMでお世話になっている永繁さんがXFree86-3.3.3+X_TTのパッケージを公開してくださったので、姑息なオレはさっそく頂いてきて、これをベースにxfsxtt-3.3.3を作ってみた。

ほんとに姑息で、姑息過ぎなんだが、単にX332src-1、X332src-2、X332src-3、332-333.diff.gzのすべてを使っているものを、単にXsrc333-1のみ使うようにし、xfsだけmakeしてとっととパッケージングするようにspecを調整しただけだったりする。

それだけじゃあんまりなので、X-TTコアの渡邊 剛さんが11/30にX-TT MLに投げられたftfunc.cに対するパッチを取り込んである。

パッケージはソース、バイナリともパッケージ置き場に置いたが、なにしろソースがでかいので、こちらの勝手な都合で申し訳ないがNoSource:ヘッダを使わせてもらった。

バイナリをそのまま使う場合はいいが、ソースパッケージからrebuildしたい場合には、どこかからXsrc333-1.tgzを調達してくる必要がある。

ついでと言ってはなんだが、Tcl/Tkもパッケージしなおして見た。赤帽 5.2になって、tcl-8.0.3-20などの新しいパッケージに変わっているので、それに対応した形だ。tcl、tk、tclX、tix、expectのすべて、RedHat 5.2相当のバージョンになっている。

今回はtcl-8.0.3jp-20.i386.rpmなどのように、glibcやwcsmbsなどの接尾語を付けないかわりに、バージョン番号にjpを追加することにした。RedHat 5.2ですでにTcl/Tk関係が入っている状態でも、rpm -Uで問題なく入ると思う。

実際、差し替えて使っているのだが、xcdroast、FileRunner、BookViewなどのオレがメインで使っているものの範囲では問題はないようだ。TkDESKは申し訳ないが使っていないのでわからない。

面白いのはIMEの起動終了で、従来はCtrl+\でIMEの起動、Shift+Spaceで終了、などという感じになっていたと思うが、今度のバージョンからは普通にShift+Spaceでトグルになっている。Netscapeなどと共通で具合いいが、リソースなどは手を触れていない。ハードコードくさいなぁ(笑)

これもパッケージをソース、バイナリともパッケージ置き場に置いたが、なにしろソースがでかいので、こちらの勝手な都合で申し訳ないがこれにもNoSource:ヘッダを使わせてもらった。

日本語化パッチについてはnosrc.rpmと言えどもすべて含まれているので、tcl、tkなどのオリジナルのtarballだけが必要なのだが、RedHat 5.2のCD-ROMを持っているなら、あらかじめtcltk-8.0.3-20.src.rpmを展開すればすべて入っているのでわざわざftpする必要はない。

さらに、jnethackのパッケージなんだけど、これもソースがえらくデカいんだよね。だからNoSourceでこっちも作りなおしてしまった。バイナリはそのまま置いてあるのでいいよね。自分でrebuildしたい人はspecを見てソースを集めよう。


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