パッケージ置き場にmuttもS-Langも置いてあるので、興味がある人は持っていって使ってみてね。
muttの特徴やその他、もっと詳細な情報を得るには、なにはなくとも師匠のページへ行くべし。おわり。
ぢゃしょうがないので、オレなりに「なぜmuttを好むか」を書くと、まず軽くサクサク動くこと。実際にバイナリも小さいしね。350kbyteくらいしかない。あと、スレッドによる表示が素晴しい。正確なスレッドを、それも実に高速に生成してくれる。モジラなんかだとすぐにブチ切っちゃうスレッドも、綺麗にツリー化してくれて、読むにも整理するにもとっても便利だ。また、Maildir形式のフォルダをサポートしているのもポイント高い。師匠はあんまり速度的な効果はないようだ、などとのたまっているけど、それは謙遜というか、実際にはメールを溜めれば溜めるほど顕著な差が出ると思う。
あ、Maildir形式ってのは、念のために簡単に説明しておくと、1メールを1ファイル1に保存する形式のことだ。単純といえば単純だが、この形式には数多くのメリットがある。オレ的には、このMaildir形式以外の方法でメールを保管する気はないし、そういうMailerを使うことはないと思う。従来はmboxという形式で、早い話が全部のメールを1つのファイルに連結して保管していたんだが、mbox形式のメリットといったら、それこそファイル数が少くて済むとか、歴史と伝統(笑)があるとか、それくらいしかないぜ。
なにしろ全メールが1個のファイルなんだもん。なんらかの事態が発生してMailerを強制終了しなければならないハメにでも陥り、たまたま運悪くその大きなファイルが壊れたら、メールボックスはハイそれまで、とはいかなくとも、少からぬ打撃を受けるのは免れないね。さらにフォルダの管理も面倒で遅くなる。フォルダ間でメールを移動する手間を考えるとげんなりするぜ。なにをするにも、まず最初にでっかいファイルの中から、対象とするメールの部分をチョキチョキ切り出すことから始めなくちゃならないもんね。
スレッドでインデクスを生成しようとすれば、ザクザク並べ替えが発生するってのに、その都度ファイル・ポインタをあっちだこっちだと動かす必要がある。Maildir形式なら、フォルダがそのままディレクトリだし、メール1通がファイル1個だから、フォルダ間の移動なんかもサクッとコピーしておしまい。スレッドの生成だけでなく、日付順でも送信者順でも、どんな並べ替えも単純、簡単だ。Mailerがブチ落ちて、ちょうど開いてたメールが巻き添えになっても、他への影響は皆無だし。
というワケで、オレ的にはイチオシな形式なワケだけど、この形式でMailを保存すること自体が結構面倒なんだよね。で、そこで登場するのがprocmailだ。といっても、普通のprocmailはMaildir形式に対応していない(今はどうか知らないが、つい最近まではね)ので、出回っているMaildir対応パッチをあてて使うのだ。
実は、このprocmailのMaildir対応パッチも師匠のページから持ってくることができる。まったく、東海岸に足を向けては寝れぬ、って寝てるけど(笑)
パッケージ置き場に置いてあるprocmailのパッケージにはMaildir対応パッチがすでにあたっているので、使える人は使うとよいかも。fetchmailは特に日本語化とかそういうのは必要ないので、適当にRedHat関係のftpサイトから新しめのを持ってきて使っている。
sendmailを立てていないので、受信はfetchmail+procmailでPOP3でISPから、送信はこの期に及んでIMでやってる(笑)
fetchmaiとprocmailについてはSlackwareの当時に書いたのとほとんどかわっていないので、そっちを参照してね。というか、オレも参照して赤帽でも設定したもん。わはは。
実際のところ、オレなんてPerlの読み書きできないクセに、ほとんどIMのためにだけPerlが入ってるよ。しかもMailとNewsの送信にしか使ってねぇのよ。もういいかげん捨てたいぜ。Perlともども。まぁ近いうちにRubyで置きかえることができるだろう。
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