思い付いたら書いとこう

97/3/24 am 3:00

このコーナーもずいぶんと久しぶりだ。ったく全然書くヒマがなかったぜ。思い付いたこたぁ山のようにあったが、なにしろ忙しさがハンパじゃなかった。スケジュールのほうは結局全然守れず、ちゃぶ台ひっくり返してしまった。(すまん!)

だいたい根拠がねぇのよ(-"-#) 早く出したいのはわかるよ。わかるけど、ものごとには順序ってものがあろう。まずオレに工数を見積もらせろ。そして、日米の役割分担を決め、それを現実的なスケジュールに肉付けしていく以外に、どうやってスケジュールを決めるってんだ。それをしてる最中だったんだぜ。どうしてそれをなし崩してしまうのか、神経が理解できん。

こっちに送られてきた、名木さん、高橋さんは、マシンを持っていく必要はない、と言われていたらしい。こっちは環境が充実してるから、だとさ。充実してるのは確かだが、そりゃオレや、USのエンジニアが充実させるべく努力してきたからであって、黙ってそこにころがっているワケねぇだろ。いくらシリコンバレーったって、パソコンが地面から自然に生えてくるかっつ〜の。

しかも、ターゲットが日本語なんだから、自分で持ってこないでど〜すんだ。視察とか勉強ならそう言えってんだ。みんななし崩しに残留孤児となり、朝から朝まで(晩までぢゃねぇぞ)働いているが、とっても可哀相だったりする。詐欺だよ詐欺。上層部に不信感バリバリで、もう2度と素直にいうこと聞かないと覚悟しておくがいい。

さらに、後から独りで来た山本さんはマシンやらソフトやらを持ってきたはいいが、飛行機のチケットが旅行代理店のチョンボで帰りの便を変更できない状態だったりする。しかも、それはもう一週間も前からわかっていたのにちっとも解決のメドが立ってないぜ!ふざけんな!

3月27日に帰ろう、と一時は決めていたが、24日の深夜になってもまだチケットの取れていない山本さんを一人残して帰るわけにもいくまい。彼は免許持ってきてないし、クレジットカードを持ってきてない。旅行代理店が27日のチケットをとってくれるそうだ、とか未だにグズグズ言ってないで、ビジネスでもファーストでもいいからオレがいったんこっちで買うぜ。帰ったら清算して会社に払わせる。旅行代理店に払わせりゃいいだろ。でもって、こんなオペミスするような田舎代理店は金輪際使わない。これで終わる話だと思うが、なぁにをねちょねちょいつまでもやってんだ!

送り込んだエンジニアのことが心配じゃないの?日本はそんなにシリアスな状況だとはとても思えん。そりゃ営業さんたちは重いノルマを課せられて大変だろうが、ちゃんと夜は寝てるだろう?

オレはまぁ慣れっこだからいいとしても、土地カンのない彼らが夜明け前に眠そうな顔をしてフリーウェイに向かうのを見るたびに、事故でも起こさなきゃいいが、と心配しているのはきっとオレだけなんだろうな。なにしろ帰りのチケットすらロクに手配してくれねぇくらいだもんな。

そうこうしているうちに、オフィスで電話を取ると、静岡で残りの作業をする、と言われた。はいそうですか、とすぐには言いかねるのをぐっとこらえて、はぁ、そうですか、とは言ったが、その段取りはどうなってんの?ちゃんと計画したのかよ。単に人とモノがあるから、でできるもんじゃねぇんだが。

静岡で残りの作業をする、っていったいどうやって?具体的な作業の進め方は?各人の役割は?マシンは発注しますから他に必要なものがあれば言ってください、ったってねぇ。何よりも必要なものは、実現可能で、なるほどその計画ならいけるぜ、と皆を納得させられる根拠のある計画だろ。モノじゃなくて。静岡の人々にだっていろいろ考えがあろう。既存の製品だってあるんだしメンテを急には止められまい。

27日に帰れば日本には28日に着きますね、って、おいおい、オレには休みはないの?オレは家族ともう2ヶ月近くも会ってないんだぜ?このまま静岡に缶詰かよ。冗談jじゃないぜ。荷物だってUSに送らなきゃならねぇってのに。しかも、オレと山本さんは27日の飛行機に乗れるかどうかだって確定してないこの状況で、どうしてそうなるかなぁ。おおかたガイジンのエライ人に、静岡でやれないの?って言われてそのまま動いてるんだろう。そのエライ意見の真意を汲み、現実の状況を鑑みて、まずは静岡、東京、USにいるオレ達によく方針を説明するのが先決じゃないのか?オレならそうする。

これで、チケットに空きがなくて4月5日まで帰れません、なんてことになったら、すでに指示を受けているだろう静岡の人はどうなんの?オレの帰りを待ってボ〜っとさせとくのかい?

ガキのセックスぢゃねぇんだから、早く出したい早く出したいだけじゃしょうがねぇだろ。何を焦っているのか知らないが、ルームランナーの上で突っ走ってどうする気だ。まず地に足をつけろ。

とかいいつつ、静岡の人々に参加してもらわない限り、の製品を効率よく日本でリリースすることは出来ないのは最初からわかっていたことだ。エンジニアがオレとキムくんしかいないんじゃどうせできることは限られてる。魔法使いじゃねぇんだから。

オレの考えるベストは、まずのメンテ環境は手付かずで残すこと。ですばやく対応できないに備えていつでもモディファイできるを一つ持っているってのは強みだ。もちろん、最終的には日米のが協力体制を作り、を即座に対応させられるようにしていくが、やはり今すぐにはムリだろ。で、ゆるやかに1年くらいかけて統合する。同じ目的の物を2つ出すのはムダだからのパッケージを止めるのは自明だが、いきなり止めるのは愚かだ。

PC98対応とか、その手のズバリ日本でしか問題にならん箇所は、個別にソースを日本に投げるから(ビルドの仕方とか、開発環境の構築方法込みで)まず最低限インストーラブルになったモノに上書きでそのモジュールを入れればローカルにテスト、モディファイできる環境を作る。のメンテに使うマシンとは別の新規に用意したマシンで。これ自体はたいした手間じゃない。

日本でそうしている間に、USでは対応をするし、では翻訳を進めているからそういう同時多発的にレベルの上がるものは、すべてオレが各部署のリーダーとバランスを取りベースレベルを1つずつ上げて、キットを日本に送るから、システム検証ラボで調べればよかろう。

これならUSのエンジニアも有効に協力させることができるし、もっとも合理的だと思うのだが。もしもこれよりもいい案があるなら、まずオレとキムくんに言え。常にビジョンを持ち、長いスパンで計画を考えているものを、思い付きでかき回すな。もちろん、オレの考えに比肩しうる案ならいくらでも聞くし、より優れていると納得できるならいつでも取り入れよう。だが、それ以外の命令は聞けぬ。

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