9/27(土) クラァコゥの謎

実は今週の月曜日から、ハニーはESLという英会話の学校に通いだした。English as Second Languageの略で、早い話が移民のための英語の学校だ。授業料もタダなので非常に嬉しい。

ハニーが通っているクラスは月曜から金曜まで毎日、朝の8時45分から11時45分というオニのような時間帯に開かれているんだが、なにしろウチには車が1台しかないからヤヤコシイことになっている。香織を幼稚園へ送っていかねばならんし、オレも会社に毎日午後から出勤するってワケにもいかないしなぁ。

ウチからオレのオフィスまで車で10分、オフィスから幼稚園までが車で15分、幼稚園からESLまでが車で15分といった具合なんで、一家全員で車に乗り込み、まずオレをオフィスで降ろし、次に香織を幼稚園で降ろし、ハニーがESLに行く、という道順がいいだろう、ということになったんだ。

てなワケで、今週のオレは毎朝8時にはオフィスに来ていた。こんなことは日本にいたときには到底考えられないことだったので、ちょっと強調してみた象(^-^;)

こっちの人の平均的なライフスタイルだと、ダンナが通勤に使う車と、奥さんの買物車とで2台持つのがフツーなんだが、通勤の足にするという大義名分でバイク購入の稟議を通そうと画策しているので、多少の不便は我慢せねばなるまい。

ハニーのESLは始まったばかりだが、香織は幼稚園に通いはじめてそろそろ1ヶ月だ。ようやく慣れてきたみたいで、どうやら英語も少しづつ覚えはじめているようだ。駐車場でダァディ、モォ〜ン!などとオレのことを呼ぶこともある。わはは。ちょっと恥ずかしいぞ。だがこれも、帰国子女のオヤジへの道だ。

オリエンタルの子供が珍しいのか、愛想のいい店員なんかがときどき香織にWhat's your name?などと聞くことがある。以前はニコニコしているだけだったが、最近はアイムカォリィなどと答えられるようになってきた。ちゃんとオにアクセントを置いて、英語風に言うから笑える(^-^)

夕食の支度なども手伝う(実はジャマなだけ)ようになってきたんだが、ハニーが、そこのペーパー取って、と香織に頼んだら、香織はなんと!ペーパーぢゃないよ、イプゥでしょ!ちゃんとイプゥって言わないと香織ちゃん取ってあげない、などとハニーに向かって文句を言っている。幼稚園児に発音の指導をされるオレ達っていったい…

今日は幼稚園でオヤツにクラァコゥを食べたんだ、などと言われて、何を食ったんだか、しばらくの間サッパリわからなかった。え?とケゲンそうな顔をしていたら、不満気な香織にクラァコゥだよクラァコゥ!などと何度も言われてしまい、やっと気が付いた。

香織がオヤツに食べたのは、クラッカーだったのだ!

うぅむ、さすが耳で覚えてくるから発音がいいぞ。これからオレ達親子は、会話が成り立つのだろうか…?

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