タイトルフォントの設定を行う事により、タイトルで使用するフォントを変更する事が出来ます。設定は ~/.golem/golemrc をエディタで編集します。テーマ設定の項目の後[2]に
style { title_font "-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-c-*-jisx0208.1983-0"; }
等 "" 内に手元の環境で使用したいフォントを記述して下さい。
ルートウインドウ上で右クリックした時に表示されるメニューは、デフォルトでは ~/.golem/plugin/simple_menu/rc をエディタで編集します。書き方は実際に見ればわかると思いますが、
param "command" "emacs" {param "dat" "exec emacs";}
はじめの "emacs" がメニューに表示される文字で、後ろの {} の中が実行されるコマンドです。オプションを付与する場合には
param "command" "aterm" { param "dat" "exec aterm-tr -sh 30 -fg pink"; }
のように書くと、メニューに "aterm" が追加されます。サブメニューを追加する場合には
param "submenu" "hoge" {}
と記述するとメニューに hoge というサブメニューが出来ます。括弧内にサブメニューに配置したいメニューを記述して下さい。
他の多くのウインドウマネージャと同様に、アプリケーションの起動を割り当てることが可能です。デフォルトの設定ファイルは、~/.golem/golemrc にあります。mod4 キー等と、カーソルキー (Up、Down、Left、Right) や通常の文字キー等も組み合わせて使用することができます。
key_command "q" (Mod4Mask) "exec Eterm"; key_command "x" (Mod4Mask) "exec xmms"; key_command "up" (Mod4Mask) "exec gimp";
などとして、アプリケーションの起動に割り当てることもできます。また、現在フォーカスされているウィンドウの挙動を設定する事も可能です。
key_zoom "z" (Mod4Mask); key_delete "e" (Mod4Mask);
などは、ウィンドウの最大化や、ウィンドウの消去を行う事が出来ます。また、デフォルトでは Alt + Tab で次のウインドウへフォーカスが移ります。
マウスでアプリケーションの枠をクリックした時の動作の割り当てを設定する事が可能です。デフォルトのファイルは ~/.golem/themes/hoge/rc もしくは ~/.golem/themes/hoge/style/common.rc を確認してください。
microGUI のテーマを例に説明します。設定ファイルは ~/.golem/themes/microGUI/rc になります。rc の中に以下のような部分があります。
DT4 dec_near dec_top 22 -55 0 0.3 0.7 false false act_move act_resize act_resize TOP_WHITE TOP_WHITE;
上記記述の三行目の act_move act_resize act_resize がウィンドウバーの白い部分をクリックした時の動作になります。三回書かれているのは、マウスの三の各ボタンに対応している為です。動作はおおまかに分けて
なにもしない(act_none) ウインドウの移動(act_move) ウインドウサイズの変更(act_resize) ウインドウの消去(act_delete) ウインドウのアイコン化(act_iconify) ウインドウの最大化(act_zoom)
等を設定する事が出来ます。例えば
act_move act_delete act_zoom
としておくと、左で移動、中で消去、右で最大化と各クリックで行なう事が出来ます。最大化を戻す時にウィンドウバーは表示されませんので、ショートカットを設定しておく事をおすすめします。左側の青い部分の設定を変更する場合には DT2 の三行目を変更します。
設定が終了しましたら、右クリックから restart を選択して状態を確認して下さい。