3. 導入方法

3.1. インストール

最新の initscripts と bootsplash をインストールして下さい。

$ sudo mph-get install initscripts bootsplash

3.2. インストール後の設定

root の権限で、

 # mkbsinitrd 2.4.21-0.3.1m Momonga

とすると、initrd-2.4.21-0.3.1m.img に Momonga テーマの画像と追加した initrd-2.4.21-0.3.1mbs.img を作成します。尚、2.4.21-0.3.1m の部分は現在使用している initrd のバージョンを確認して下さい。実際にどの様な処理をしているのか気になる方は、mkbsinitrd の中身をご確認下さい。

続いて、使用しているブートローダー にあわせて、lilo.conf もしくは grub.conf の内容を修正し、 frame buffer のモードを指定(例:vga=0x317)と splash=silent の追加を行います。

lilo.conf の場合には /etc/lilo.conf

 image=/boot/vmlinuz-2.4.21-0.3.1m
         label=Momonga
         root=/dev/vg00/root
         initrd=/boot/initrd-2.4.21-0.3.1mbs.img
         vga=0x317
         append="splash=silent"
         read-only

上記の様に追加し

# sbin/lilo

を忘れないようにして下さい。

grub.conf の場合には /boot/grub/grub.conf に以下の様に追加を行います。

 title Momonga Linux snapshot  (2.4.21-0.3.1m)
   root (hd0,0)
   kernel /boot/vmlinuz-2.4.21-0.3.1m ro root=/dev/vg00/root vga=0x317 splash=silent
   initrd /boot/initrd-2.4.21-0.3.1mbs.img

として追加が終了しましたら、再起動を行って下さい。

デフォルトでは、プログレスバーが表示される silent モードになっています。これを今迄通りの通常テキストを表示しつつ、背景に Momonga の画像を表示する場合には lilo.conf,grub.conf の中の


splash=silent

の silent の部分を verbose に修正して、再度

 # mkbsinitrd 2.4.21-0.3.1m Momonga

を行います。

また、F2 を押下すると通常のテキスト表示に戻ります。

3.3. 設定ファイル

設定ファイルは、/etc/sysconfig/bootsplash になります。記述内容は

THEME="Momonga"
SPLASH="yes"

となっておりそれぞれの設定内容は以下の通りです。

THEME

テーマ名、実際のテーマ置き場は /etc/bootsplash/themes/$THEME になります。

SPLASH

bootsplashを使うかどうかを "yes" と "no" で指定します。

3.4. 現状の問題点

/etc/rc.sysinit の処理はプログレスバーに反映されていませんが実は結構長い時間かかります。 細かい微調整がまだ必要な部分が存在します。