1. spec ファイルそのものについて

1.1. spec ファイルの雛型

Momonga に そのパッケージの spec ファイルが存在する場合は、 必ずMomongaの spec ファイルを元にする。 その際、既にある patch や changelog を切り捨てないこと。

なお、他の distribution 等の SRPMS によってMomongaにある 古いヴァージョンのものを update する場合もMomongaの spec ファイルに 新しく書き足していくという方式を取ること。changelog も同様に追加する。

1.2. spec ファイルのファイル名

spec ファイルのファイル名は %{name}.spec とする。つまり、

Name: hoge
    

と書いてある spec の名前は hoge.spec とする。 バージョン番号などは含めない。 jp、-jp、-k、-m などを付けるのもヤメる。あらゆる hoge.spec にする。

例: gcc-3.2.2-2m.nosrc.rpm なら gcc.spec

Momonga では spec ファイルを CVS に突っ込んで管理しているため、 ファイル名にバージョン番号が含まれていると、異なるモノとして 扱われてしまう。これを避けるためである。

1.3. spec ファイルの文字コード

あらゆる ja や ko のマルチバイトのキャラクタの書き込みを禁止する。 また、UTF-8 での記述も禁止する。これはマルチバイトや UTF-8 を理解しない エディタによる作業により、spec ファイルが破壊される問題を回避するためであ る。