[Momonga-devel.ja:03389] Re: GDMのログイン環境の調整


中井です。

On Sun, 4 Jun 2006 22:20:02 +0900
Masaru SANUKI <sanuki@xxxxxxxxxxxxxx> wrote:

> rev.9898にてGDMによるログイン関連の調整を行いました。
> XIMはデフォルトでSCIMが起動されるようになっています。 
> XIMを変更したい場合はsdrで変更してください。
> 
kdebase-3.5.3-4m で、kdm に同様の変更を加えました。
Session は gdm と同じく kdm でも選択できます。
ただし kdm には LANG を設定する部分が無いので、

~/.xinit.d/lang

が存在しない場合、つまり、想定としては、新しく作成したユーザが、
kdm から、初回 login を行う場合のみ、sdr を起動するようにしています。
2 回目以降は sdr は起動しません。

> また、セッションと言語については、GDMとsdrの両方で変 
> 更が可能ですが、どちらで変更しても設定内容が相手側の保存データに 
> 反映される様に調整しました。
> したがって、ログイン時には直前の設定内容で起動されます。
> 
この機能も、そのまま取り入れています。
Session については kdm と sdr で変更が可能。
LANG と XIM は sdr で変更。
XIM はデフォルトでは SCIM となっています。
なお、sdr は KDE のメニューでは「設定」にあります。

gdm と異なる部分について少し触れます。

VJE-Delta や Wnn7 等、商用 IM が /usr/X11R6/bin にあるため、
login 時にそれらが有効になるよう、Xsession で

/usr/X11R6/bin 

に PATH を通した。

kdm からの login でも LANG 設定が有効になるよう、
xinitrc-momonga で、

lang_dir=/etc/X11/xinit/lang.d

を指定。

最後に、kdm を利用する設定を。

/usr/share/config-sample/kdm/desktop.sample

を見ていただければ簡単です。

/etc/sysconfig/desktop

に、

DISPLAYMANAGER=KDE

と書けば、次回起動時より、kdm を用いての login が可能となります。

不具合などがありましたら、ご報告いただけると幸いです。
では。

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Ichiro Nakai
ichiro@xxxxxxxxxxxxx