[Momonga-devel.ja:03264] 20051231 現在の trunk の状況について
- From: Ichiro Nakai <ichiro@xxxxxxxxxxxxx>
- Date: Sat, 31 Dec 2005 01:18:35 +0900
中井です。
ここ二三日で、trunk の状況が大きく変わり、下手をすると
マシンの起動も出来ない状態になるので、簡単にですが、
状況と対策を説明します。
先ず、kernel が 2.6.14 になりました。
これによって build 出来ないパッケージが出るかもしれませんが、
それほど問題にはならないでしょう。
udev が build 出来ないため、バージョンアップしましたが、
先ず Fedora Core devel に sync する形で 078 に上げられ、
その後、trunk の kernel を 2.6.14 と決めたため、
2.6.14 対応の 075 が投入されました。
078 に上げてしまった方は 075 に落としてください。
また、050 のバイナリをお持ちの方は、いつでも使えるよう、
消さないで、保管しておいてください。
次に、kernel 2.6.14 で SELinux を有効にするため、
SysVinit-2.85-36m
policycoreutils-1.23.10-1m
selinux-policy-targeted-1.23.16-1m
を入れました。
これは、あくまでも取り敢えずの措置で、SELinux 関連は、
この後、徹底的に洗い直す必要があります。
SysVinit は 2.86 の方が良いかもしれません。
テキトーな処理をした policy 一派も形を変えて上げる
必要があると。
手が空いている方は作業に協力してください。
で、これらのパッケージを入れると、
/etc/selinux/config
で SELINUX=permissive を指定すると起動できるはずです。
未だ調整できておらず、SELINUX=enforcing では起動しません。
permissive でも、いろいろと起動時や shutdown 時にに文句を
言われるので、気になる方は SELINUX=Disabled にしてください。
起動時の文句ですが、hotplug や syslog 関係が吐いています。
initscripts と、そこから呼ばれるモノも見直しをお願いします。
hal、dbus を完全に機能させるため、dbus は 0.60 に
上げられました。
rebuild しないと動かないパッケージが多数あります。
対象のパッケージをお使いの方、また、メンテされている方、
処理をお願いします。
こんなところですが。
この後、gcc4.1、db4.3 の投入が予定されています。
流れとしては、
dbus 関係の rebuild -> SELinux 関係の整備 -> gcc4.1 投入
-> db4.3 投入と関係するパッケージの rebuild
と、なると思います。
trunk を追いかけている方は、十分注意して、いつでも、
一つ前の環境に戻れるよう、対策の上、オモコンを
回してください。
開発への御協力も、お待ちしています。
では、よろしくお願いいたします。
--
Ichiro Nakai
ichiro@xxxxxxxxxxxxx