4. ライセンス識別子

4.1. ライセンス識別子の文字種

  • アルファベットの大文字・小文字。case sensitive。

  • 数字

  • 次に挙げる記号: '-', '_', ' '(スペース), '/'(スラッシュ)

4.2. 既存ライセンスの識別子

識別子であるという観点から、ライセンス形態の表記を以下のように統一する。 具体的な統一表記は以下の通りとする。

4.2.1. 「Apache」に統一する

  • 「Apache」

  • 「Apache License」

  • 「Apache Software License」

  • 「Apache like」

  • 「Apacheish」

  • 「The PHP License」(as of 3.0, see http://www.php.net/license/)

4.2.2. 「Artistic」に統一する

  • 「Artistic」

  • 「artistic」

4.2.3. 「BSD」または「Modified BSD」に統一する

  • 「BSD」(いわゆる広告条項付きのオリジナルBSDライセンスを指す)

  • 「Modified BSD」(いわゆる広告条項なしの改変BSDライセンスを指す)

  • 「BSD License」

  • 「BSD Style」

  • 「BSD like」

  • 「BSD style license」

  • 「BSD-like」

  • 「BSD-style」

  • 「BSDish」

  • 「BSDlike」

  • 「The modified BSD license」

  • 「W3C」

  • 「W3C (see: http://www.w3.org/Consortium/Legal/copyright-software.html)」

  • 「W3C Copyright (BSD like).」

  • 「distributable and BSD Style」

  • 「modified BSD」

  • 「UCB」

  • [dump]「relicesed to BSD」

なお、BSDとModified BSDは、以下のマトリックスに従って区別する。

  由来    広告条項        License:
  ====================================
  UCB     なし            Modified BSD
  UCB     あり            Modified BSD
  UCB以外 なし            Modified BSD
  UCB以外 あり            BSD

4.2.4. 「GFDL」に統一する

  • 「GFDL」

4.2.5. 「GPL」に統一する

  • 「GNU」

  • 「GNU GPL Version 2」

  • 「GNU GPL Version 2 or any later version.」

  • 「GNU General Public License」

  • 「GPL version 2, (C) 1994-1999 The DOSEMU-Development-Team」

  • 「GPL2」

  • 「distributable GPL」

4.2.6. 「LGPL」に統一する

  • 「LGPL」

  • 「GNU LGPL」

  • 「LGPL2」

  • 「WINEL」

4.2.7. 「MIT/X」に統一する

  • 「MIT」

  • 「X」

  • 「MIT/X Consortium」

  • 「MIT/X Consortium License」

  • 「X Consortium-like」

  • 「X, distributable」

  • 「XFree86」

4.2.8. 「MPL」に統一する

  • 「MPL」

4.2.9. 「OPL」に統一する

  • 「OPL」

4.2.10. 「Public Domain」に統一する

  • 「Public domain」

  • 「public domain」

  • 「suite yourself」

  • 「Momonga」([momonga-release])

  • 「None」([termcap] public domainとファイル中に明示)

4.2.11. 「QPL」に統一する

  • 「QPL」

4.2.12. 「Ruby」に統一する

  • 「Ruby」

  • 「Ruby License」

  • 「Ruby's」

なお、Rubyライセンスは、 そのライセンス形態においてGPLの要素を含んでいるものとする。

4.3. 独自ライセンスについて

独自ライセンスを表記する場合は、以下の方法から1つを選択する。

  • see "<ローカルファイル名>"を使う。

  • see "<ライセンスのURL>"を使う。

4.4. 選択式ライセンス、または1つのソフトウェアに複数のライセンス形態が含まれる場合の表記について

4.4.1. 区切り文字列

  • ライセンスを選択できる場合は「or」を使う。

  • ソフトウェアの一部にライセンス形態の違うものが含まれる場合は「and」を使う

  • なお、Rubyライセンスは、 そのライセンス形態においてGPLの要素を含んでいるものとする。

4.4.2. 3つ以上のライセンス形態が混在する場合の表記方法

区切り文字列の優先順位を明確にするため、 " ( " と " ) " で 結合度の高いライセンス形態表記を括ることができる。